学術・文化・産業ネットワーク多摩

公益社団法人学術・文化・産業ネットワーク多摩

公益社団法人学術・文化・産業ネットワーク多摩（以下、ネットワーク多摩）は、多摩地域の大学を中心に設立された団体であり、地域の発展や教育の向上、さらには社会貢献を目指す目的で活動していました。略称は「ネットワーク多摩」で、2024年11月に解散しました。

概要

ネットワーク多摩は、多摩地域の大学、行政、企業などと連携しながら、教育、調査、研究開発、情報提供、そして交流等を通じて地域の活性化を促進するコンソーシアム的な役割を果たしていました。具体的には、学生ボランティアの育成や大学間の単位互換制度の導入、ご当地検定の実施、キャリア支援の取り組み、生涯学習講座の開催など多岐にわたる活動を展開しました。

事務局所在地

事務局は東京都日野市に位置し、明星大学内の20号館6階に設置されていました。

沿革

ネットワーク多摩は、2002年に任意団体として設立され、その後2004年に事務局を明星大学内に移動しました。2005年には社団法人に移行し、活動の拠点としてAGORA立川を開設しました。2012年には公益社団法人として認可され、さらに様々な活動を展開しましたが、2024年には法人としての役割を終える決定がなされました。

年表

• - 2000年: 「大学サミット多摩2000 - 大学の挑戦 - 多摩の未来を創る!」が開催される。
• - 2002年: 「学生教育ボランティア」プログラムがスタート。
• - 2003年: 朝日新聞提携の講座やフットサル大会「TAMACUP」が始まる。
• - 2004年: 小学生向け「環境教育」を実施し、文部科学省委託による女性のキャリア支援事業が開始される。
• - 2005年: 生涯学習推進研究大会の開催やNHK提携の講座がスタート。
• - 2008年: 大学間連携による単位互換制度を開始。
• - 2009年: 商店街振興基本調査を受託。
• - 2013年: 一般参加が広がる「多摩未来創造フォーラム」がスタート。

会員

ネットワーク多摩には、様々な大学や行政機関、企業が会員として名を連ねていました。数多くの大学がネットワークのメンバーであり、特に多摩地域に位置する学校が多くありました。また、昭島市や八王子市などの市町も行政会員として参加し、様々な産業と地域密着の協力が図られていました。さらに、青梅信用金庫や東京コカ・コーラボトリングなどの企業も会員となり、地域経済の活性化に貢献していました。

結論

このように、公益社団法人学術・文化・産業ネットワーク多摩は、地域の大学を中心に多岐にわたる分野での活動を通じて地域への貢献を目指していましたが、21年の歴史を持ち、最後の活動を2024年に終えることとなりました。その活動の成果や取り組みは、今後の地域発展や教育の向上に影響を与えることになるでしょう。

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