RIZIN.41

RIZIN.41 大会レポート：芦澤竜誠のRIZIN初参戦と新たな一歩

2023年4月1日、大阪府大阪市中央体育館（丸善インテックアリーナ大阪）にて、格闘技イベントRIZIN.41が開催されました。本大会は2023年度のRIZIN開幕戦であり、同会場での開催は3回目となります。

今大会の最大の見どころは、なんと言っても元K-1ファイター芦澤竜誠選手のRIZIN初参戦でした。2022年6月19日に行われたキックボクシングイベント『THE MATCH 2022』への出場、そして同年12月のK-1離脱を経て、芦澤選手は総合格闘技への転身を決意。その新たな一歩を踏み出す舞台としてRIZINのリングを選んだのです。

対戦相手は、同じく元K-1ファイターで、芦澤選手と因縁のある皇治選手。両者の過去の経緯や対立関係から、この一戦は大きな注目を集めました。試合は3Rに渡り、激しい打ち合いが展開されました。最終的に芦澤選手が判定勝ちを収め、RIZIN初戦を白星で飾りました。この勝利は、芦澤選手にとって総合格闘技への挑戦を告げる、大きな一歩となったと言えるでしょう。芦澤選手は本大会を最後にキックボクシングから引退し、総合格闘技に専念することを表明しています。

メインイベント以外にも、数々の注目カードが組まれました。キックボクシングルールとMMAルールが混在した計10試合が実施され、各選手が持ち前のスキルと闘志を燃やして激戦を繰り広げました。

例えば、オープニングファイトでは三輪憂斗選手と赤平大治選手によるキックボクシングルールでの対戦が行われ、赤平選手がTKO勝ちを収めました。また、本戦では、駿選手と元氣選手によるKO決着、神龍誠選手と北方大地選手の肩固めによる一本勝ちなど、観客を興奮させる数々のドラマが生まれました。

今大会は、RIZIN.23以来約2年8ヶ月ぶりに冠スポンサーが付かない大会となりましたが、それでも満員の観客を魅了する、熱気に満ちたイベントとなりました。

三重テレビ放送では、大会のダイジェスト版『RIZIN.41 -完全版-』が2023年4月20日に放送され、多くの視聴者が改めてその興奮を味わうことができました。

RIZIN.41は、芦澤竜誠選手の新たな挑戦の始まりを象徴する大会であり、同時に、日本の格闘技シーンの活況を改めて示すものとなりました。今後のRIZIN、そして芦澤竜誠選手の活躍に期待が高まります。

対戦カード概要

以下に、主な対戦カードを簡単にまとめます。詳細な結果はRIZIN公式サイトをご確認ください。

オープニングファイト:
三輪憂斗 vs. 赤平大治 (キックボクシングルール)
本戦:
進撃の祐基 vs. 木村“ケルベロス”颯太 (キックボクシングルール)
駿 vs. 元氣 (キックボクシングルール)
中村優作 vs. メイマン・マメドフ (MMAルール)
宇佐美正パトリック vs. キム・ギョンピョ (MMAルール)
金太郎 vs. 石司晃一 (MMAルール)
カイル・アグォン vs. 萩原京平 (MMAルール)
神龍誠 vs. 北方大地 (MMAルール)
ストラッサー起一 vs. 中村K太郎 (MMAルール)
ヴガール・ケラモフ vs. 堀江圭功 (MMAルール)
* メインイベント: 皇治 vs. 芦澤竜誠 (キックボクシングルール)

注釈:
上記は主な対戦カードのみで、全試合の結果ではありません。詳細な情報はRIZIN公式サイト等でご確認ください。

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