宇津木えり

宇津木えり：日本のファッションシーンを彩るデザイナー

宇津木えり氏は、1966年東京生まれの著名なファッションデザイナーです。数々のファッションブランドを手掛け、日本のファッション界に多大な影響を与えてきました。その独創的なデザインとブランドへの情熱は、多くの人々を魅了し続けています。

経歴：パリでの研鑽から独自のブランド設立へ

女子美術短期大学卒業後、宇津木氏はエスモードジャポン東京校で研鑽を積んだ後、フランスへ渡り、パリのステュディオ・ベルソーでデザインを学びました。帰国後は、ウイット社やティーシー社などで企業デザイナーとしての経験を積み重ねます。これらの経験が、後のブランド設立へと繋がる礎となりました。

2000年、宇津木氏はビギ社に入社。そして2001年、自身のブランド「FRAPBOIS」を立ち上げました。「大人げない大人の服」というコンセプトのもと、ダメージ加工や洗い加工を施したリラックスウェアを発表し、注目を集めます。「FRAPBOIS」というブランド名は、フランス語の「FRAPPER（打つ）」と「BOIS（木）」を組み合わせた造語で、デザイナー自身の名前にも由来しています。

2005年にはエイ・ネット社へ移籍し、新たなブランド「mercibeaucoup,」をスタートさせました。「mercibeaucoup,」（メルシーボークー）とはフランス語で「どうもありがとう」という意味で、ブランド名の由来は「全ての人々への感謝の気持ち」と「現代社会における謙虚さと感謝の重要性」への思いが込められています。2006年の東京コレクション（秋冬）でデビューを飾り、瞬く間に人気ブランドへと成長しました。2010年には、低価格帯のセカンドライン「jevous enprie!」（ジュヴゾンプリ！＝フランス語で「どういたしまして！」）も展開しています。

ブランド：FRAPBOISとmercibeaucoup,の世界観

FRAPBOISは、遊び心のあるデザインと着心地の良さを両立させたブランドとして知られています。独特の加工技術と素材選びによって生み出される、リラックス感溢れるウェアは、幅広い年齢層から支持されています。大人の女性が気兼ねなく楽しめる、自由で創造的なスタイルを提案しています。

mercibeaucoup,は、「感謝の気持ち」をテーマに、シンプルながらも個性を際立たせるデザインが特徴です。着る人の心を豊かにし、日々の生活に喜びをもたらすような、温かみのあるアイテムを展開しています。洗練されたデザインと高い品質は、多くのファッショニスタを魅了し続けています。

息子：宇津木陽多氏

宇津木えり氏の息子である宇津木陽多氏は、文化服装学院アパレルデザイン科に在籍し、第92回装苑賞にて佳作第1位を受賞しています。母譲りの才能と感性を持ち、今後の活躍が期待される若手デザイナーです。

まとめ：

宇津木えり氏は、パリでの研鑽と企業デザイナーとしての経験を活かし、独自のブランドを確立した、日本を代表するファッションデザイナーです。彼女のブランドは、数々の賞を受賞し、日本のファッションシーンに大きな影響を与え続けています。息子である宇津木陽多氏も将来を嘱望されており、今後の活躍にも期待が高まります。宇津木えり氏とそのブランドは、これからも日本のファッション界を牽引していくでしょう。

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