宇津木秀

宇津木 秀（うつき しゅう）: 日本のプロボクサー

概要

宇津木秀は、1994年5月6日に埼玉県所沢市で生まれたプロボクサーです。彼はワタナベボクシングジムに所属し、OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィックのライト級チャンピオンとして知られています。また、彼は第63代日本ライト級王者でもあります。

来歴

宇津木は花咲徳栄高校を卒業後、平成国際大学に進学しました。大学ではボクシング部の主将を務め、自身の能力を磨きました。2017年には全日本社会人大会で優勝し、次の年にはB級プロテストに合格してプロボクサーとしての道を歩み始めます。

プロデビューと初期の戦績

2018年3月27日、宇津木はプロデビュー戦で3回TKO勝ちを収めました。その後も彼の活躍は続き、2019年には幕張メッセで当時日本フェザー級10位のピッコロ・ヴォリバーを相手に3回KO勝ちを飾ります。2020年10月には、後楽園ホールで酒井孝之を相手に2回TKO勝ちを獲得し、その名を広めました。

日本ライト級王座獲得

2021年には後楽園ホールで脇田将士と対戦し、4回TKO勝ちを達成。さらに、7月の試合では中井龍を相手に判定勝ちを収め、その後、2022年2月に鈴木雅弘との日本ライト級王座決定戦で9回TKO勝ちを収め、日本ライト級王者となりました。

防衛戦とその後

初防衛戦では同格の富岡樹に対して8回TKO勝ちを収め、次いで11月にはジロリアン陸との試合で再びTKO勝ちを収めました。しかし、2023年4月には仲里周磨との試合でキャリア初のKO負けを経験し、王座から陥落してしまいます。

復帰と新たなタイトル獲得

その後、2023年12月に柳堀隆吾を相手にTKO勝ちを収め、見事に復帰を果たします。そして2024年7月、OPBF東洋太平洋ライト級王座の鈴木雅弘との再戦で5回TKO勝ちを獲得し、再び王座に返り咲きました。さらに11月には保田克也との統一戦で劇的な勝利を収め、WBOアジアパシフィックライト級王座も獲得しました。これにより、彼は過去に保持していた日本王座を含む3つのタイトルを手にしました。

戦績

• - アマチュア: 108戦81勝（23KO）27敗
• - プロ: 17戦16勝（14KO）1敗

獲得タイトル

• - アマチュア: 平成29年度全日本社会人選手権大会ライトウェルター級 優勝
• - プロ: 第63代日本ライト級王座（防衛2回）、第49代OPBF東洋太平洋ライト級王座（防衛2回）、WBOアジアパシフィックライト級王座（防衛1回）

宇津木秀は、その卓越したボクシング技術と持ち前の闘志で、今後の活躍に期待されています。

もう一度検索