安井拓馬

安井 拓馬（やすい たくま）

安井 拓馬は、日本のラグビーユニオン選手である。2000年10月26日生まれ。主にウィング（WTB）としてプレーし、ジャパンラグビーリーグワンに所属するNTTドコモレッドハリケーンズ大阪の一員として活躍している。

身長177センチメートル、体重80キログラムという体格を持ち、フィールド上でその身体能力を発揮する。

経歴

安井選手のラグビーキャリアは、中学校時代に始まった。早くから楕円球に親しみ、競技への情熱を育んでいった。中学校での経験は、その後のラグビー人生の基礎を築く上で重要な期間となった。

高校は、全国でも屈指のラグビー強豪校として知られる東海大学付属大阪仰星高等学校に進学した。このレベルの高い環境で日々厳しい練習に励み、選手として大きく成長を遂げた。高校ラグビー界のトップレベルでプレーした経験は、現在のプレースタイルにも活きている。2019年に同高校を卒業した。

高校卒業後、2019年に立命館大学に進学し、大学ラグビー部に入部した。関西大学ラグビーリーグにおいて存在感を示す立命館大学で、さらなる技術向上と体力強化に努めた。大学での活躍は注目を集め、将来を嘱望される若手選手として、U20日本代表候補にも選出されるなど、そのポテンシャルの高さを示した。

大学での最終学年を迎えた2023年1月、安井選手はジャパンラグビーリーグワンのアーリーエントリー制度を利用して、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪への加入が決定した。アーリーエントリーは、大学の卒業を待たずにプロチームに合流し、公式戦に出場することが可能となる制度であり、これにより大学に在学しながらプロの舞台を経験するという貴重な機会を得た。

同年3月に立命館大学を卒業し、正式にNTTドコモレッドハリケーンズ大阪の一員としてプロラグビー選手としての道を本格的に歩み始めた。

ポジション

安井選手が主に担当するポジションはウィング（WTB）である。ウィングは、バックスラインの両端に位置し、トライゲッターとしての役割が最も期待されるポジションである。スピードと俊敏性を活かしたランニングで相手ディフェンスを突破し、トライを奪う決定力が求められる。また、自陣深くからのカウンターアタックの起点となったり、ハイボールキャッチで攻撃権を獲得したり、ディフェンス面では相手のワイドな攻撃を防ぐ最後の砦となるなど、攻守両面において重要な役割を担う。

今後の展望

強豪校・大学で培った経験と、U20日本代表候補に選ばれるなど早くから注目されてきた才能を携え、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪に加入した安井選手。ジャパンラグビーリーグワンという国内最高峰の舞台での経験を積むことで、さらなる成長が期待される。持ち前の攻撃力に加え、プロの環境で求められるスキルやフィジカルを磨き、チームの勝利に貢献していくことが期待されている。今後の活躍から目が離せない若手選手の一人である。

関連事項

東海大学付属大阪仰星高等学校・中等部
立命館大学ラグビー部
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪

外部リンク

選手紹介 NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 ※注: 外部リンクは出典情報に基づくものであり、この項目に含まれるものではない。

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