安田真範

安田 真範（やすだ まさのり）

安田真範は、日本の社会人野球における捕手兼指名打者として知られています。1975年9月17日生まれで、彼の野球人生は多くの努力と成功に満ちたものでした。現役時代は東芝に所属し、その実力を発揮しました。

幼少期と高校時代

安田は常盤松中学校で野球を始め、工藤友也選手とバッテリーを組むなどして着実に力をつけていきました。次に進んだのは二松學舍附属沼南高校で、ここで飯塚智広選手とともにプレーし、高校2年生の時には県大会で準優勝を果たしました。強豪校での経験が彼の技術を磨く重要な要素となりました。

大学時代

その後、安田選手は亜細亜大学に進学します。大学では4年生の春に東都リーグ優勝に貢献し、全日本大学選手権では準優勝を獲得しました。同年には日米大学野球の代表に選ばれ、全国的な舞台で実力を示しました。リーグ戦では初のベストナインにも選出され、通算成績は75打数で20安打（打率.267）、2本塁打、8打点という素晴らしいものでした。

社会人野球への道

安田選手は大学卒業後、1998年に東芝府中に入社しました。入社1年目から、そのリード力が評価されスタメン選手に抜擢されます。特に都市対抗野球において新日鐵名古屋との1回戦で放った2ランホームランは印象に残るプレーです。1999年にはアジア野球選手権の代表候補に選ばれ、中日のキャンプにも参加しました。

卓越したプレースタイル

安田は身長170cm、体重85kgの屈強な体型を持ち、長打力と勝負強さが特徴でした。打球の瞬間には力強い叫び声を上げる姿も見られ、まさに力強い選手として知られていました。また、彼の性格は素朴で、愛称は「ゴリ」と呼ばれていました。

さらなる成長と活躍

2000年には三菱ふそう川崎の補強選手としてエントリーし、都市対抗の準決勝で2打席連続本塁打を放つなど、その年も大きな活躍を続けました。特に初戦での本塁打が記憶に残る日本選手権では、準優勝を果たし自身も優秀選手に選ばれました。

2002年に本社野球部に移籍した際は、積極的に正捕手としての役割を担ったほか、国際大会でも日本代表の主将としてチームをまとめました。アジア大会や日本選手権での活躍により、彼は初の社会人ベストナインに選出され、確固たる地位を築きました。

引退後の生活

安田選手は2008年に試合中の負傷をきっかけに、現役を引退しました。その後、彼の活躍は多くのファンに記憶され続け、今も名前が語られています。

日本代表としての功績

安田選手は1999年から2005年にかけて、日本代表として多くの国際大会に出場しました。特に2002年のアジア大会では主将を務め、日本の野球の発展に寄与しました。

優れたプレイヤーとしての多くの表彰に恵まれた安田真範選手の経歴は、次世代の選手たちの目標となっています。彼の道のりは、努力と情熱が結実することを証明しています。

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