安藤ありさ

安藤ありさについて

安藤ありさ（あんどう ありさ、1961年3月5日 - ）は、日本で活躍した元女性声優です。東京都国立市で生まれ、幼少期から声優としての道を志し、1980年代にアニメの世界で多くの名役を演じました。

略歴

安藤は、東京の国立市で誕生しました。父は生命保険会社に勤務しており、安藤はその家庭で育ちました。彼女が声優を目指したきっかけは、高校2年生の時に再放送された『侍ジャイアンツ』や『宇宙戦艦ヤマト』に夢中になったことです。その後、東京都立国分寺高等学校を卒業した彼女は、1980年に俳協付属養成所に入所します。同年、声優志望者による自主運営の勉強会「ボイスアーツ」在籍中に、アニメ『プラレス3四郎』のヒロイン役でデビューを果たしました。

デビュー当時から安藤は、原作を出版する秋田書店の『マイアニメ』誌にエッセイを連載し、自作の詩を披露していました。このように、彼女は声優業だけでなく、自らの言葉でもキャラクターを表現していました。さらに、アニメ声優デビュー後もアニメ制作の現場に関わり、セル画に彩色を施すアルバイトを行っていました。

その後、NPSテアトルやアーツビジョンを経て、81プロデュースに移籍しましたが、1998年に引退しました。

人物・エピソード

安藤には姉が一人います。彼女の趣味にはレコード鑑賞や詩の創作、ピクチャーロジックがあり、前述の『マイアニメ』でのエッセイでも自作の詩をいくつか発表しました。また、彼女は『宇宙戦艦ヤマト』の大ファンであり、自作の詩を募集するコンテストに応募した経験もあります。その中から選ばれた詩が『宇宙戦艦ヤマトIII』のエンディング主題歌に採用された過去を持ちます。

彼女の引退後、いくつかの役は他の声優に引き継がれています。特に、『それいけ!アンパンマン』のオニオンおに役などは長沢美樹が後任を務めています。

主な出演作品

安藤ありさは、1983年から1988年にかけて数多くのテレビアニメに出演しました。アニメでは、『プラレス3四郎』や『北斗の拳』、さらには『それいけ!アンパンマン』での代表作も持っています。これらの作品での彼女の演技は、多くの視聴者に強い印象を与えました。

また、OVAや劇場アニメにも出演し、特に『北斗の拳』や『妖獣都市』といった作品は、彼女の声優キャリアの中でも重要な作品とされています。ゲームやドラマCD、吹き替えでも幅広く活動を行い、特に『ザ・シンプソンズ』の声優としても知られています。

おわりに

安藤ありさは、数多くのアニメ作品で素晴らしい役を演じ、彼女の名前は今でも多くのファンに記憶されています。彼女の特徴的な声と演技は、多くのキャラクターに命を吹き込んだ重要な要素であったことは間違いありません。

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