安食町

安食町（あじきまち）

概要

安食町は、かつて千葉県印旛郡に存在した町です。現在の栄町の東部に位置し、利根川の南岸に広がっていました。町域は、台地と平地が複雑に入り組んだ谷戸と呼ばれる地形が特徴的でした。

歴史

安食町の歴史は、明治時代の町村制施行にまで遡ります。

1889年（明治22年）4月1日：町村制の施行に伴い、安食村、北辺田村、龍角寺村、酒直村、矢口村、須賀村、麻生村、安食卜杭新田飛地が合併し、下埴生郡境村（さかいむら）が発足しました。
1892年（明治25年）12月28日：境村が町制を施行し、安食町に改称しました。
1897年（明治30年）4月1日：下埴生郡が印旛郡に編入されたため、安食町は印旛郡の所属となりました。
1954年（昭和29年）3月30日：印旛郡豊住村の一部（興津）を安食町が編入しました。
1955年（昭和30年）12月1日：安食町は布鎌村と合併し、栄町が発足したことにより、安食町は消滅しました。

地理

安食町は、利根川の南岸に位置し、東は布鎌村、西は豊住村に隣接していました。町の地形は、台地と平地が入り組む谷戸が多く、変化に富んだ景観が広がっていました。

交通

町内には、以下の鉄道駅がありました。

日本国有鉄道（現：東日本旅客鉄道）
成田線：安食駅

安食駅は、現在もJR成田線の駅として利用されています。

人口・世帯

安食町の詳細な人口・世帯数については、資料が不足しているため、正確な数値を示すことができません。

出身者

安食町には、以下の著名な出身者がいます。

大貫文七（明治時代の牧師）
相原英賢（明治時代の牧師、安食に一時居住）

参考文献

角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 12 千葉県』、角川書店、1984年 ISBN 4040011201

関連項目

* 千葉県の廃止市町村一覧

もう一度検索