宍粟市立一宮北中学校

宍粟市立一宮北中学校について

宍粟市立一宮北中学校（しそうしりつ いちのみや きた ちゅうがっこう）は、兵庫県宍粟市に位置する公立の中学校です。教育機関としての歴史は長く、その起源は1947年にさかのぼります。当校は、さまざまな歴史的背景を持つ学校が統合されて形成されたもので、地域に根差した教育を行っています。

沿革

当校の歴史は、六三制の施行に伴って、三方村、下三方村、繁盛村にそれぞれ設立された新制中学校に端を発します。それぞれの中学校は次のような経緯を経て、今日の一宮北中学校へと繋がりました。

三方中学校

• - 1947年6月1日: 三方村立三方中学校が、三方小学校の校舎を借りて設立。
• - 1950年1月20日: 新校舎が完成。
• - 1956年9月30日: 一宮町が発足し、一宮町立三方中学校に改称。

下三方中学校

• - 1947年5月7日: 下三方村立下三方中学校が設立。初めは下三方小学校の校舎を使用。
• - 1948年5月14日: 新校舎が完成。
• - 1956年4月1日: 村の合併により、一宮町立下三方中学校へ名称変更。

繁盛中学校

• - 1947年6月1日: 繁盛村立繁盛中学校が設立。
• - 1949年12月15日: 新校舎が完成。
• - 1956年9月30日: 合併により一宮町立繁盛中学校となる。

一宮北中学校の設立

こちらの3つの中学校が1966年に統合され、名目上は一宮町立一宮北中学校として設立されました。新校舎が完成するまで、三方、中、下三方、繁盛のそれぞれに校舎を残していました。

• - 1967年4月3日: 新校舎が竣工。
• - 1967年12月22日: 寄宿舎「御形寮」が完成。
• - 1968年5月4日: 体育館が完成し、落成式が行われ、名実ともに3校の統合が完了しました。

その後も数々の歴史を歩み、1993年には校訓「天祐自助」が制定され、2005年の市町合併に伴い宍粟市立一宮北中学校に名称が変更されました。さらに、2016年には一宮北小学校の開校に伴い施設を共有し、2017年には生徒数の減少が響き、新たに設けられた寄宿舎が閉鎖されました。現在では、スクールバスを運行し、学生たちの通学を支えています。

部活動と教育活動

一宮北中学校では、多彩な部活動が展開されています。以下の部活動が活動しており、生徒の個性や才能を育んでいます:

• - 野球部
• - ソフトボール部
• - 女子バレーボール部
• - 卓球部
• - 剣道部
• - 吹奏楽部

これにより、生徒たちは学業だけでなく、技術やチームワークを養う機会も得られています。

校区とアクセス

校区は、宍粟市一宮町の曲里地区に位置する小学校の区域であり、宍粟市立一宮北小学校と同一敷地内にあります。アクセスは、中国自動車道の山崎ICから車で約40分の距離にあり、公共交通機関を利用する場合は神姫バスを利用し、三方町バス停で下車することが可能です。

出身者

一宮北中学校の卒業生には、柔道家の細川伸二氏がいます。出身者がスポーツや他の分野で活躍することを通じて、学校の名を広めることは地域の誇りでもあります。

近隣の中学校

校区内では、宍粟市立一宮南中学校や波賀中学校、養父市立大屋中学校など、他の中学校も存在し、地域全体で教育の質を高める努力が続けられています。教育環境の向上に寄与するため、互いに協力し合い、特徴を生かした教育活動が展開されていくことでしょう。

まとめ

宍粟市立一宮北中学校は、地域の教育を支えてきた歴史ある学校です。未来を担う子どもたちに向けた教育の場は、これからも変わらず地域と共に成長していくことでしょう。

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