定岡卓摩

定岡 卓摩について

定岡 卓摩（さだおか たくま、1986年10月17日生まれ）は、福岡県福岡市出身の元プロ野球選手で、内野手として活躍しました。右投右打の選手であり、福岡ダイエーホークスからドラフト指名を受けた最後の選手としても知られています。

経歴

プロ入り前

卓摩は小学4年生からソフトボールを始め、中学3年生の時に硬式野球の「福岡ニュースターズ」に参加しました。そこでは、遠投100メートルの強肩を披露したことで、周囲にその名を知られるようになります。高校は福岡工大城東高に進学し、主に主軸打者として活躍しました。特に2004年の選抜高等学校野球大会では4番打者を務め、ベスト8進出に貢献します。高校通算では40本塁打を記録し、投手としても146km/hの速球を投げる実力を見せつけました。

同年のドラフトで福岡ダイエーホークスから7巡目で指名され、その後、球団がソフトバンクに売却されたことで福岡ソフトバンクホークスとなります。

プロ入り後

プロ入り後の2005年、卓摩は二軍で22試合に出場しながらも、打率は.160に留まりました。2006年には出場試合数がさらに減少し、一軍昇格の機会がないまま戦力外通告を受けます。その後、12球団合同トライアウトを経て千葉ロッテマリーンズに移籍しました。

2007年には72試合で6本塁打を放ち、長打力を示しましたが、他の安打形式は少なく、打撃面での粗さが目立ちました。続く2008年と2009年も二軍でそれぞれ54試合、62試合に出場し、徐々に成績を向上させていきます。2010年にはついに2ケタ本塁打（10本）を達成し、2011年には84試合に出場。但し、同年の10月には再度戦力外通告を受けました。

2012年12月には東北楽天ゴールデンイーグルスに獲得され、6月20日の対横浜DeNAベイスターズ戦でプロ8年目にして一軍デビューを果たします。この試合では初安打を放つことができたものの、シーズン通算では一軍での出場が16試合にとどまりました。

現役引退後

2013年10月4日には自身3度目の戦力外通告を受けた後、合同トライアウトに参加したものの、現役引退を決意します。その後、12月19日に横浜DeNAベイスターズが彼をチームスタッフとして迎え入れ、打撃投手やブルペン捕手を歴任しました。2021年よりバスドライバー兼施設責任者として新たな役職に就いています。

家族

定岡卓摩の父、定岡智秋は南海ホークスの遊撃手として活躍していました。彼の叔父たちも野球選手であり、野球一家として知られていますが、兄は一般人です。

記録

プロ入りからの成績や記録も注目されており、2012年には一軍で初出場を果たし、初安打を記録しました。卓摩にとっての野球人生は、高校時代からプロへの道を歩むまでの長い旅路でしたが、その経験が現在の彼のキャリアの基盤となっています。

定岡卓摩についての詳細な情報を知ることで、彼の選手生活やその後の活躍をより理解できることでしょう。

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