宝生ルミ

宝生ルミ - 華麗なる宝塚人生とその後-

宝生ルミ（ほうじょう るみ）は、神奈川県横浜市出身、清泉女学院中学高等学校卒業の宝塚歌劇団卒業生です。愛称は「いづみ」「まちゃみ」「いづみん」「ルミング」など、親しみを込めて呼ばれていました。83期生として1997年に宝塚歌劇団に入団し、月組に配属されました。159cmの身長と、端正な顔立ちで多くのファンを魅了しました。芸名はご家族で一緒に考えられたそうです。2007年11月11日、月組東京宝塚劇場公演「MAHOROBA－遥か彼方YAMATO－/マジシャンの憂鬱」の千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しました。

宝塚音楽学校時代から華々しい舞台へ

宝塚音楽学校時代は、1995年に入学。掃除当番では3番教室の責任者として活躍しました。卒業後は、入団試験で23番という好成績で宝塚歌劇団に入団。雪組での初舞台を経て、数々の公演で経験を積み重ねていきました。

初舞台は、1997年3月28日から5月5日までの雪組宝塚大劇場公演「仮面のロマネスク/ゴールデン・デイズ」でした。その後も雪組で新人公演にも出演するなど活躍しました。83期生初舞台口上では、天羽珠紀、美舟星河と共に舞台に立ちました。雪組時代には「仮面のロマネスク」や「WEST SIDE STORY」など数々の作品に出演し、研鑽を積みました。

月組での活躍

1997年の組替えで月組に配属された宝生ルミは、その後も数多くの舞台で活躍します。「WEST SIDE STORY」では新人公演にも出演。バウホール公演「永遠物語」にも出演し、持ち前の才能を開花させました。

月組では、「黒い瞳/ル・ボレロ・ルージュ」「螺旋のオルフェ/ノバ・ボサ・ノバ」「LUNA-月の伝言-/BLUE MOON BLUE」「ゼンダ城の虜/ジャズマニア」「愛のソナタ/ESP!!」「大海賊/ジャズマニア」「ガイズ&ドールズ」「長い春の果てに/With a Song in my Heart」「花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン」「薔薇の封印 -ヴァンパイア・レクイエム-」「飛鳥夕映え―蘇我入鹿―/タカラヅカ絢爛II」「エリザベート -愛と死の輪舞-」「JAZZYな妖精たち/REVUE OF DREAMS」「暁のローマ/レ・ビジュー・ブリアン」「パリの空よりも高く/ファンシー・ダンス」「MAHOROBA－遥か彼方YAMATO－/マジシャンの憂鬱」など、数多くの作品に出演し、幅広い役柄を演じきりました。新人公演にも多数出演し、将来を嘱望されていました。さらに、バウホール公演や、東京宝塚劇場公演、全国ツアーなど、精力的に活動を続けました。

宝生ルミは、様々なタイプの舞台で活躍し、その演技力は高い評価を得ていました。新人公演での経験は、彼女の演技力を磨く上で大きな役割を果たしたと言えます。

舞台以外の活動

宝塚歌劇団在団中には、外部出演として「平成若衆歌舞伎 第四弾 花競かぶき絵巻」にも参加しました。また、宝塚歌劇の機関誌である「歌劇」にも執筆活動を行い、2005年4月号では「Memories of my Hometown -わたしのふるさと-」を、2007年10月号には「えと文「宝塚プルミエール」」、そして退団の挨拶を11月号に寄稿しています。

華麗なキャリアの幕切れとその後

2007年の退団後も、宝塚歌劇団での経験を活かし、新たなステージへ進むことでしょう。月組トップスターであった真琴つばさ氏と同時期に在団していたことは、宝生ルミの経歴の中でも重要な要素と言えるでしょう。彼女の今後の活躍に期待が高まります。

もう一度検索