実業之日本フォーラム

実業之日本フォーラムについて

実業之日本フォーラムは、株式会社実業之日本社の社主である白井一成氏の発案により、2021年4月に設立された言論・研究プラットフォームです。同社は、かつて経済誌で知られていましたが、近年は低迷していました。白井氏が社主となり、経済分野の復活を掲げる中で、このフォーラムが誕生しました。

設立の背景と目的

実業之日本フォーラムは、ビジネスマンの教養として重要な地政学・地経学を基盤に、アメリカと中国が織りなす世界情勢や、日本を取り巻く動きを分析しています。その目的は、これらの分析を通じて「国益」に資することです。単なるニュースサイトではなく、シンクタンクとしての機能も持ち合わせており、研究者やアナリストもスタッフとして参加しています。そのため、ニュースを追いかけるだけでなく、より深い洞察に基づいた情報発信を目指しています。

特徴

地政学・地経学に基づいた分析: 米中関係を中心とした国際情勢を、地政学と地経学の視点から深く分析しています。
シンクタンクとしての機能: 研究者やアナリストが参加し、日々のニュースを深掘りした情報発信を行っています。
「ほめるメディア」: 事を成した人や新たな才能を積極的に紹介し、支援しています。
ロゴマーク: 大正時代に北大路魯山人が揮毫した「実業之日本」の文字を使用し、原点回帰と情報への信頼を象徴しています。
* 多様な情報発信: ウェブサイトでの情報発信に加え、リアルイベントやオンラインイベントも積極的に開催し、新しいメディアの形を追求しています。

エグゼクティブディレクターと編集顧問

エグゼクティブディレクターには、実業之日本社の社主である白井一成氏が就任しています。白井氏は、経済や安全保障に関する著作があり、フォーラムの活動を牽引しています。編集顧問には、ジャーナリストの船橋洋一氏が就任しています。船橋氏は、朝日新聞社で要職を歴任し、国際関係や政治に関する深い知識を持っています。

船橋洋一氏について

船橋洋一氏は、1944年北京生まれで、東京大学教養学部を卒業後、朝日新聞社に入社しました。北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長、コラムニストを歴任し、2007年から2010年まで朝日新聞社主筆を務めました。また、米ハーバード大学ニーメンフェロー、米国際経済研究所客員研究員など、多くの研究機関で客員研究員やフェローを歴任しています。

船橋氏は、2011年に日本再建イニシアティブを設立し、現在は一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ（API）として活動しています。2016年には、米スタンフォード大アジア太平洋研究所（APARC）のショレンスタイン・ジャーナリズム賞を日本人として初めて受賞しました。

受賞歴と主な著書

船橋洋一氏は、数々の賞を受賞しており、主なものとして、ショレンスタイン・ジャーナリズム賞、大宅壮一ノンフィクション賞、新潮学芸賞、アジア太平洋賞大賞、日本記者クラブ賞、石橋湛山賞、吉野作造賞、ボーン・上田記念国際記者賞、サントリー学芸賞などがあります。

また、多くの著書があり、近著では『地経学とは何か』や『シンクタンクとは何か　政策起業力の時代』などがあります。その他、『同盟漂流』や『内部―ある中国報告』など、ジャーナリストとしての経験や国際情勢に関する深い洞察が詰まった著作が多数あります。

実業之日本フォーラムは、これらの知見を活かし、グローバルな視点から日本がどうあるべきかを考え、情報発信を続けています。

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