実況パワフルプロ野球'98開幕版

実況パワフルプロ野球98開幕版

『実況パワフルプロ野球98開幕版』は、1998年7月23日にコナミから発売されたプレイステーション用野球ゲームです。同年12月23日には、シリーズ初の“決定版”として『実況パワフルプロ野球'98決定版』が発売されました。

モード紹介

対戦

チームを選び、コンピュータまたは2人で対戦できます。コンピュータ同士の対戦を観戦することも可能です。

キャンプ

基本操作の練習モードです。

ペナント

セ・リーグまたはパ・リーグを選択し、ペナントレースを戦います。優勝すると日本シリーズに進出できます。

リーグ

ペナントモードとほぼ同様ですが、ピッチャーのスタミナ回復に関する仕様や、選手のタイトル表彰などが異なります。

シナリオ

1997年（決定版では1998年）シーズンに実際にあった名場面を再現したモードです。試合終盤から始まり、勝利条件を満たすことでクリアとなります。

アレンジ

選手を入れ替え、オリジナルのチームを作成できます。サクセスモードで育成した選手を登録することも可能です。本作からOB選手が登場するようになりました。

H.R.競争

コンシューマ版では初登場となるホームラン競争モードです。難易度別に5つのステージがあり、各ステージで10打席以内にホームランを打つことで、隠しOB選手を獲得できます。

サクセス

高校野球編で、プロ野球選手を目指すモードです。矢部や猪狩守がほとんど登場せず、スカウトの影山が登場しないなど、異色の作品となっています。主人公が入学する高校名は自由に設定可能。中学時代の部活選択が初期能力に影響するなど、独特の要素があります。初期能力は全体的に高めに設定されています。

サクセスモード登場人物

主人公

高校に入学し、野球部に入部します。中学時代に野球部以外の部活動をしていた場合は、野球観戦がきっかけで野球に興味を持つという設定になります。

荒井 忠太

主人公と高校で知り合うチームメイト。口癖は「〜だじょ」。俊足の左投右打の外野手です。

鬼頭

荒井と同じ中学出身。野球をやめていましたが、主人公に誘われて野球部に入部します。関西弁で話し、神主打法を得意とする広角打者です。

花崎

1年目の11月に転校してくるチームメイト。バラをくわえ、「だっちゃ」という言葉を使います。

望月 剛

主人公が1年目の時のキャプテン。ポジションは捕手・一塁手。

猫田

主人公が2年目の時のキャプテン。後にプロ入りを果たす万能選手。怖い見た目とは裏腹に、いい加減な一面も持ち合わせています。

涼川 葵

野球部のマネージャー。主人公の彼女になることもあります。

柳川

野球部の監督。練習時間外にも特訓をさせる鬼監督ですが、選手から取り上げたゲームで遊ぶ一面も。

シナリオモード

1998年シーズンの試合を再現したモードです。特定の状況下で勝利を目指します。

開幕版シナリオ例

ヤクルトスワローズ 対 阪神タイガース 「復活の兆し」
横浜ベイスターズ 対 読売ジャイアンツ 「名誉挽回」
広島東洋カープ 対 横浜ベイスターズ 「幹英神話崩壊!?」

決定版シナリオ例

横浜ベイスターズ 対 西武ライオンズ 日本シリーズ第6戦 「星をつかめ!!」
中日ドラゴンズ 対 横浜ベイスターズ 「期限は日没! 止めろマシンガン」
オリックス・ブルーウェーブ 対 千葉ロッテマリーンズ 「オリックスの洗礼」

その他

OB選手の背番号に誤りがあるなどのデータ設定ミスがいくつか存在します。
ペナントモードでは、1998年に中日ドラゴンズが使用していたサンデーユニフォームが登場します。
『'98開幕版』には『メタルギアソリッド』の体験版CD-ROMが付属していました。
PS版のパワプロでは初めてアナログスティックによる操作に対応しました。
ミートカーソルがバットの形に変更されました。
試合時のグラフィックは2Dのドット絵で構成されています。

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