宮の陣駅

宮の陣駅の概要

宮の陣駅（みやのじんえき）は、福岡県久留米市宮ノ陣五丁目に所在する西日本鉄道の駅で、駅番号はT25です。この駅は急行列車が停車し、周辺地域にとって重要な交通拠点となっています。駅名の「宮の陣」は、地名の「宮ノ陣」と微妙に異なっている点も特色です。

鉄道路線

宮の陣駅は西日本鉄道の天神大牟田線と甘木線が利用可能です。天神大牟田線は地域の主要な路線で、多くの列車が運行されています。甘木線も接続しており、地域住民の移動に重要な役割を果たしています。

駅の歴史

宮の陣駅は1924年（大正13年）4月12日に開業されました。1956年にはローカル急行が停車を開始し、続く1959年には急行列車の停車駅となりました。その後、1962年には駅舎が改築され、1978年から1981年にかけて筑後川鉄橋の架け替え工事が行われるなど、様々な発展を遂げています。

近年では、2001年に平日朝に快速急行の運行が開始され、2008年にはICカード「nimoca」の利用が開始されました。さらに、2017年に駅ナンバリングが導入され、2024年にはクレジットカードによるタッチ決済の実証実験が始まる予定です。

駅の構造

駅は島式ホームと単式ホームを組み合わせた、2面3線の構造です。特に甘木線のホームは急カーブを描いており、弓形に曲がっています。そのため、ホームと車両の間には隙間が生じるため、安全を考慮した設備が整っています。天神大牟田線も利用している相対式ホームは、2面2線の配置です。主にワンマン運転を行っている甘木線は、利用者の利便性向上のためにホームにミラーを設置しています。

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員は約2,066人で、地域の住民や通勤客に多く利用されています。早朝には窓口が閉まっていますが、券売機と改札機は稼働しています。これにより、早朝の利用者もスムーズに移動することが可能です。

周辺環境

宮の陣駅は久留米市の北部、筑後川のほとりに位置しており、周囲は主に住宅地となっています。県道88号線が駅の近くを走っており、駅前にはにしてつストア宮の陣店、国分寺、宮ノ陣神社（懐良親王、将軍梅）などがあります。また、国道3号線も近くにあり、交通アクセスが良好です。

駅周辺にはバス路線が存在しないため、国道3号線上の久留米大橋バス停が利用されます。ここから久留米市中心部や鳥栖市へのバスが運行されています。さらに、高速バス宮の陣停留場も近く、利便性が高いです。

隣接駅

宮の陣駅の隣接駅は、天神大牟田線の西鉄小郡駅（T22）と西鉄久留米駅（T27）、甘木線の五郎丸駅（A11）です。これにより、地域間のアクセスもスムーズに行えるようになっています。

このように、宮の陣駅は歴史ある駅でありながら、現代の交通ニーズにも対応した設備などが整っており、地域に密着した重要な交通拠点です。

もう一度検索