宮内見

宮内見（みやうち み）

宮内見は、1965年12月7日に兵庫県神戸市で誕生した放送作家、イベントプロデューサー、そしてレトルトカレーの評論家です。彼の幅広い活動範囲は、放送や舞台だけでなく、執筆やカレーに関する知識の深さでも知られています。

来歴と初期の活動

宮内は兵庫県立兵庫高校を卒業後、同志社大学に進学し、卒業後は安田信託銀行（現在のみずほ信託銀行）に勤務しました。しかし、サラリーマンとしての生活が自分に合わないと感じた彼は、放送作家の新野新について学び始めました。この期間、彼は関西を拠点に活動し、ぜんじろうや歌手の種浦マサオ、I少年Dの森田（後のコラアゲンはいごうまん）などと共に、テレビやラジオ、ライブパフォーマンスなどを行いました。

結婚を機に銀行を辞めた彼は、ぜんじろうの応援を受けながら、英語の舞台に挑戦するなど、独自の道を歩み始めます。これにより、彼はエジンバラ・フリンジ・フェスティバルやメルボルン国際コメディフェスティバルなど、世界三大コメディフェスティバルの重要な関与者となりました。

放送作家としての活躍

上京後、宮内は吉本興業の劇場で雨上がり決死隊や月亭方正などとのライブを重ねる一方で、各種テレビ番組の構成も手掛けました。その代表作には、「キスした?SMAP」、「ワイド!スクランブル」、「中居くん温泉」などがあります。また、落語会「やみ鍋の会」なども主宰しており、独自のスタイルで様々なエンターテインメントを展開しています。

レトルトカレー評論家

宮内はまた、1500食以上のレトルトカレーを実際に試食し、その体験を基に著作やコラムを執筆しています。2023年には、ラジオ大阪が制作したレトルトカレーの監修も手掛け、その専門家としての地位を確立しています。彼のレトルトカレーに関する著作は多数あり、学研プラスから発売された「日本全国レトルトカレーの旅」シリーズは、各地方のカレー文化を探求する内容です。

小説家としてのデビュー

2020年には小説家としてデビューを果たし、慰安婦と日本兵の恋を描いたミステリー「トッケイは七度鳴く」は注目を集めました。この作品では、彼の持つ独特な視点と感受性が表れています。

脚本家としての活動

宮内は、テレビ以外にも舞台や映画の脚本も手掛けています。よしもとノンバーバル・シネマや、愛・地球博のNECロボットミュージカルなど、幅広いジャンルでの創作を行っています。特に、山崎邦正とのコラボレーションは多く、その作品には高い評価が寄せられています。

受賞歴

彼の活動は、多くの評価を受けており、ロサンゼルス・コメディ・コンテストでの2位やモーストユニーク賞を受賞するなど、実力が証明されています。また、山口放送ラジオCM賞も手にし、マスコミでの影響力を示しています。

結論

宮内見は、放送作家としてだけでなく、イベントプロデューサー、レトルトカレー評論家、小説家としても多彩な才能を発揮し、エンターテインメントの分野で幅広い活動を続けています。彼のユニークな視点と創造力は、多くの人々に影響を与え続けています。

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