月亭方正

月亭 方正（つきてい ほうせい）

月亭方正は、1968年2月15日に兵庫県西宮市で生まれた日本の落語家でありお笑いタレントです。彼は吉本興業の大阪本部に所属し、NSC大阪校の6期生として名を馳せました。彼の本名は山崎邦正であり、2013年に「月亭方正」という芸名に改名しました。現在、彼は上方落語協会の一員でもあり、独自の出囃子「ヤマザキ一番!」を持っています。父親でもあり、三人の子供を育てることにも意欲的です。教育面では、兵庫県立西宮南高等学校・立正大学心理学部を卒業し、大学院では心理学を専攻していましたが、修士課程を中退しています。

略歴

デビュー

月亭方正の芸能界入りは1988年に始まり、友人の軌保博光と共に「GSX」というコンビを結成し活動しました。彼の東京進出は1989年で、これがダウンタウンよりも3か月早いものでした。その後、同年中に『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』に出演を果たします。1991年には第12回ABCお笑い新人グランプリで最優秀新人賞を受賞し、その名を広めました。

ピン芸人へ

1993年、方正は「TEAM-0」を解散し、独立したピン芸人として活動を開始しました。彼は特に『天才てれびくん』及びその後の『天才てれびくんワイド』のMCとして広く知られるようになり、この番組では3年間にわたり、リサ・ステッグマイヤーと共に司会を務めました。また、彼はアニメ『学級王ヤマザキ』の主題歌も担当しました。

結婚と家庭生活

2001年、方正は11歳年下の一般女性と結婚し、その模様は『ガキ使』内で放送されました。また、2008年にはテレビ番組で初の冠番組も持ち、自身の存在感を示しました。2013年には芸名を月亭方正に改名し、全ての活動をこの名前に統一しました。

月亭方正としての進展

方正は芸能活動の中で、自身の演芸スタイルに対し悩むこともありました。特に40歳を前にした頃、営業活動の中でピンネタの不足を痛感し、古典落語に挑戦することを決意します。若い頃からの影響を受けた落語の魅力に目覚め、吉本新喜劇の座長を目指して学びを深めました。最終的に、落語活動を中心とした方針を打ち出しました。

芸人としての活動

方正は上方落語協会への加入後、積極的に活動を行い、数々のステージに出演するようになりました。また、有名テレビバラエティ番組にも出演しつつ、さらにはラジオ番組や映画、舞台など多岐にわたるメディアで存在感を示しています。その全ての活動は、彼の豊かなキャラクターとユーモアによって支えられています。

趣味と人柄

方正はパソコンやピアノ、英会話、卓球など多様な趣味を持ち、特に宝塚歌劇団の大ファンであることでも知られています。また、彼はウサギの「にんじん」を飼っており、動物とのふれあいも大切にしています。彼の芸風は自他共に「自分では笑いを作れない」と謙遜されることもありますが、それを逆手に取ったスタイルが観客に楽しまれる要因となっています。

まとめ

月亭方正は、彼自らが興味を持つこと、芸を通じて人々を楽しませることに情熱を注いでいる落語家です。今後も多様な活動を通じてさらに輝きを増していくことでしょう。

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