新野新

新野 忍（しんの しん）

新野忍（しんのしん）は、1935年2月23日に大阪府大阪市で生まれた著名な放送作家です。1973年には放送作家集団「ペン企画」の代表を務めています。また、心斎橋大学の総長を務めたこともある多才な人間です。独身生活を送りながら、大阪市に現在も在住しています。

来歴・人物

新野は氷屋を営む家庭で育ちました。早稲田大学第一文学部英文学科を卒業後、東宝のテレビ部に入社しました。この時期には演出助手や興行の仕事など多岐にわたって活躍していました。その後、彼は演出家としての道を歩み、金井克子やミヤコ蝶々が出演するミュージカル『0の街』を手掛けるなどして、才能を発揮しました。

1960年代の中頃からは、テレビのコメディ番組の放送作家として活動を開始し、特に関西地区のお笑い番組を中心に人気を博しました。彼は東宝を退社した後も、放送作家としてのキャリアを続けました。さらに、大阪府立東住吉高等学校の芸能文化科で非常勤講師として教える傍ら、ラジオ番組にも出演し始めます。

初期の活躍

新野がラジオ番組のパーソナリティを初めて担当したのは、1966年から1968年にかけて放送された『オーサカ・オールナイト 夜明けまでご一緒に』です。この番組では、彼独自の言葉遣い「チョチョまう」でリスナーの注目を集めました。その後、1978年から放送された深夜番組『鶴瓶・新野のぬかるみの世界』は彼にとって大きな転機となり、これ以降、テレビ番組の司会やコメンテーターとしても多くの活躍を見せました。

代表作

彼の初期の代表作の一つには、演出の澤田隆治の誘いを受けて脚本を担当したコメディ番組『ミニミニ社員』（1970年、朝日放送）があり、これが大きな影響を与えました。また、彼の自宅は番組内で「魔の館」とも呼ばれていたことがあり、視聴者の間での話題となりました。

弟子たち

新野の影響を受けた弟子たちも数多く存在します。最初の弟子である宇野宇を始め、白尾城、鹿島我、宮内見、上地茂晴、及びいちご姫、久保田磨希など、多岐にわたる人々が彼から学びました。特に彼のプロデュースによって結成された「笑わん会」は、オール新人漫才ライブとして注目され、数々の才能が育ちました。

現在の活動と著作

今現在も、新野は多くのメディアに出演しており、オンラインプラットフォームやATCエイジレスセンターでの活動を行っています。彼の著書には『上方タレント101人』や『父のくしゃみ』などがあります。

新野の作品は日本のエンターテインメント史に深く刻まれており、彼の独特の視点とセンスは、今後も多くの人々に影響を与え続けるでしょう。

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