宮城教育大学附属中学校

宮城教育大学附属中学校について

宮城教育大学附属中学校は、宮城県仙台市青葉区の上杉六丁目に位置する国立の中学校です。宮城教育大学の附属機関として、同じ敷地内には附属小学校や幼稚園も併設されており、地域の文教地区を形成しています。本校は宮城県で唯一の国立中学校であり、多様な教育方針を持っています。

学校の概要

この学校には1学年あたり約160名の生徒が在籍しており、多くは附属小学校から進学してくるため、内部進学生が大半を占めています。そのため、外部からの入学者はおおよそ40名程度に限られます。近年、本校は宮城教育大学附属小学校や地域の高等学校と連携し、英語教育の強化に取り組む「英語教育強化地域拠点事業」を展開しています。

学校行事については、2学期制を採用しており、秋休みや定期試験が3回実施されるなど、教育のモデルケースとして注目されています。生徒の制服はブレザーで、ネクタイやリボンの指定がありませんが、校内の実技教科が行われる時には専用の体育ジャージを着用します。

沿革

本校の歴史は1947年にさかのぼります。当初は宮城師範学校の附属中学校として男子部と女子部に分かれて創設され、その後1950年に統合され、教育学部附属中学校へと変遷を遂げました。1967年には現在の校名に改称され、宮城教育大学教育学部附属中学校として独立した教育機関となりました。

サークル活動

宮城教育大学附属中学校では2004年度より従来の部活動が廃止され、サークル活動として新たに再編成されています。運動系と文化系の二つに分かれ、それぞれ多くの活動があります。運動サークルには野球、サッカー、バドミントン、バレーボールなどがあり、文化サークルでは吹奏楽や科学、美術といった多彩な活動が行われています。サークル活動に生徒が参加することは奨励されていますが、兼部は原則禁止されています。

文化サークルでは学期ごとに「文化サークル発表会」を実施し、生徒たちの成果を披露します。従来の文化祭が廃止され、発表会がその役割を引き継いだものの、公式な文化祭の復活を望む声も多く見受けられています。

委員会活動

生徒会を中心に形成されている各種委員会は、学級委員会や保健委員会、図書委員会など全8委員会が存在し、月に一回程度のペースで活動しています。特別委員会においても、イベントや大会などの実行委員会が組織されており、生徒が自主的に運営に関与する仕組みがしっかりと整えられています。

交通アクセス

本校のアクセスは非常に良好で、仙台市営バスや宮城交通、JR仙山線、さらには仙台市地下鉄南北線が利用可能です。最寄りの停留所からは徒歩圏内です。

有名な卒業生

過去の卒業生には、元国税庁長官の角谷正彦さんや、政治家の梅原克彦さん、また著名な声優や作家の方々もいます。こうした方々が本校の教育を受け、社会で活躍しています。

まとめ

宮城教育大学附属中学校は、その独自の教育方針と豊かな文化的長い履歴を誇りとし、仙台市における教育の中心的存在であり続けています。

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