宮城滝太

宮城 滝太 - プロ野球選手のプロフィール

基本情報

宮城 滝太（みやぎ だいた）は、2000年7月15日生まれのプロ野球選手で、現在横浜DeNAベイスターズに所属する投手です。彼は沖縄県中頭郡嘉手納町出身で、投法は右投げ、打撃も右打ちです。彼の弟である宮城竜輝も独立リーグでプレーしています。

プロ入り前の経歴

宮城選手は小学1年生から軟式野球を始め、最初は「島袋ホエールズ」に所属していましが、小学校2年生の時に「嘉手納ライオンズ」に転校し遊戯を続けました。嘉手納中学校では、硬式野球の「読谷ボーイズ」に参加し、3年生では県大会での優勝を果たしました。

高校は滋賀県東近江市にある滋賀学園高等学校を選び、2年生の春には第89回選抜高等学校野球大会に出場。その中で福岡大付属大濠高校との試合では延長戦にて引き分け、再試合では自身が登板したものの敗北を喫しました。3年生の夏には滋賀大会で注目の腕を振るい、初戦で記録的な奪三振を成し遂げるも甲子園出場は逃しました。

ドラフトは2018年10月25日に行われ、横浜DeNAベイスターズから育成ドラフトで1位指名を受け、11月には契約を結びました。背番号は100となります。

横浜DeNAベイスターズでのキャリア

2019年は二軍で16試合に登板しましたが、防御率は6.10と振るいませんでした。しかし2020年にはBCリーグの神奈川フューチャードリームスに派遣され、一時的に成長を見せました。最終的にはDeNAに復帰し、二軍での5勝を記録し、最多勝利賞を受賞しました。

2021年は14試合に登板し、防御率2.81の成績を残しましたが、支配下選手登録には至らず、その後手術を受けることになりました。2022年、彼は支配下選手として登録され背番号92を付けました。 کروناウイルスの影響で1軍には登場できなかったものの、二軍での活躍を見せ続けました。

2023年には春季キャンプで初めて1軍のメンバーに選ばれ、これが彼のステップアップの始まりとなります。オープン戦では結果が残せなかったものの、8月13日には対読売ジャイアンツ戦でプロ初登板を果たし、無失点で上々のデビューを飾りました。シーズン中、クライマックスシリーズ進出をかけた試合で挙げた好投も印象的でした。

選手としての特長

彼の投球スタイルを支えるのは、速球であり、プロ入り時点では142km/hだったストレートも、現在では154km/hに達しています。また、カーブやスライダー、カットボール、シュート、スプリットなど多彩な変化球も駆使しており、その高い奪三振能力が注目されています。

私生活と人柄

彼の名前「滝太」は「だいた」と読む珍しい人名であり、様々な人に認識されています。野球愛にあふれる彼は、小学生時代に田中健二朗選手から指導を受け、当時の恩を感じている様子が伺えます。母子家庭で育った彼は、母に感謝の意を示しつつ、一軍での活躍を通じて家族を喜ばせたいと思いを寄せています。

今後のさらなる成長と活躍が期待される宮城滝太選手ですが、彼のふるさとへのこだわりや人柄もまた、彼の魅力の一部となっています。

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