宮城県道272号角田山下線

宮城県道272号角田山下線

宮城県道272号角田山下線は、宮城県角田市と亘理郡山元町を結ぶ一般県道です。2016年に新たな路線として認定されました。かつて同名の県道が存在しましたが、区域が異なっています。

概要

角田市にとって最寄りのインターチェンジである常磐自動車道山元ICへのアクセス道路として計画されました。当初は宮城県道244号半田山下線のバイパス道路でしたが、2009年に独立した県道として認定されました。

その後、山元町復興計画と主要地方道相馬亘理線の改築に合わせて、終点を相馬亘理線の新ルートまで延伸するため、路線が再編されました。これにより、角田市と山元町を結ぶ重要な路線としての役割を担っています。延伸区間のうち、一部区間は既に供用されています。

路線データ

総延長：7,952.8 m
実延長：6,111.3 m
起点：宮城県角田市角田（角田警察署前、宮城県道44号角田山元線起点に同じ）
単独区間起点：宮城県角田市枝野（角田市総合体育館前）
終点：宮城県亘理郡山元町山寺

歴史

2007年から2010年にかけて、宮城県道28号丸森柴田線交点から西側の区間が順次供用開始されました。東側では、角田丘陵を貫通する角田山元トンネルが2010年9月25日に開通しました。このトンネルは片側1車線で、総事業費は約22億円でした。

常磐自動車道の工事が予想以上に早く進み、山元ICが県道よりも先に供用開始される形となりました。

角田山元トンネルには歩道がないため、管理者は歩行者や自転車に対して旧宮城県道244号半田山下線の利用を呼びかけていました。なお、県道244号は2011年に廃止されています。

路線状況

重複区間：
宮城県道44号角田山元線（角田市角田 - 角田市枝野）1.617km
国道6号
宮城県道121号山下停車場線（廃止）

地理

通過する自治体は、宮城県角田市と亘理郡山元町です。

主な交差する道路は以下の通りです。

宮城県道28号丸森柴田線（角田市藤田）
国道6号（亘理郡山元町小平）
常磐自動車道山元IC（亘理郡山元町小平）
宮城県道38号相馬亘理線（亘理郡山元町山寺）

旧路線について

1958年に認定された旧宮城県道角田山下線は、角田町（当時）と山元町を結ぶ県道でした。現在の路線とは異なり、角田市の中心部から東進し、阿武隈川を越えて山元町に至るルートでした。

1983年に路線が廃止され、同時に角田山元線と半田山下線が新たに認定されました。

参考文献

枝野道路改良工事のお知らせ（宮城県）

関連項目

* 宮城県の県道一覧

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