宮崎大学医学部附属病院

宮崎大学医学部附属病院の概要

宮崎大学医学部附属病院は、宮崎県宮崎市の清武町にある大学病院で、宮崎大学清武キャンパス内に位置しています。1977年に開院され、当初は「宮崎医科大学附属病院」として運営されていましたが、2003年に旧宮崎大学と宮崎医科大学が統合されたことにより、現在の名称に変更されました。この病院は、特定機能病院、都道府県がん診療連携拠点病院、総合周産期母子医療センター、さらには肝疾患診療連携拠点病院という重要な役割を担っており、いずれも宮崎県内では唯一の施設です。これにより、地域の医療体制の中核を成しています。

病院の機能と役割

宮崎大学医学部附属病院は、病院運営の効率化を図るため、2015年4月1日から、自治体病院である宮崎市立田野病院及び介護老人保健施設さざんか苑の管理を開始しました。これは、国立大学法人が自治体病院を運営する全国での初の試みであり、地域医療の充実に寄与しています。

病院内では様々な診療科目が設けられており、循環器内科や腎臓内科、膠原病・感染症内科、肝臓内科、血液内科、神経内科など、多岐にわたる専門分野がカバーされています。さらに、精神科や小児科、外科系の診療科も充実しており、幅広い患者ニーズに応えることが可能です。特に、肝胆膵外科や心臓血管外科、呼吸器・乳腺外科などの専門的な診療が行われており、高度な医療技術が提供されています。

中央診療施設

宮崎大学医学部附属病院には、検査部、手術部、放射線部、救命救急センター、集中治療部など、多くの中央診療施設が設けられており、患者に対して迅速かつ適切な医療を提供できる体制が整っています。また、リハビリテーション部や栄養管理部、がん診療部などもあり、患者の総合的な治療が行われています。

医療機関の認定

この病院は、公益財団法人日本医療機能評価機構から認定を受けており、各種法令による指定・認定病院としての地位も有しています。また、専門学会の認定施設でもあるため、地域医療の向上に寄与する役割を果たしています。

特徴と交通アクセス

病院の特徴としては、ドクターヘリやドクターカーの運用があり、急患対応や迅速な治療を可能にしています。また、アクセスも便利で、宮交シティバスセンターからのバスが利用でき、清武駅からも7分の距離にあります。宮崎自動車道からも清武インターチェンジを利用することで、わずか10分で到着できるため、地域住民にとって利用しやすい医療機関です。

このように、宮崎大学医学部附属病院は多様な医療機能を持ち、地域医療において重要な役割を果たしています。

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