宮崎自動車道

宮崎自動車道について

宮崎自動車道（みやざきじどうしゃどう、英語：MIYAZAKI EXPWY）は、九州地方の主要な高速道路の一つで、九州自動車道から分岐し、宮崎県内を通って宮崎市に至る、高速自動車国道です。この道の全長は約80.7キロメートルで、略して宮崎道とも称されます。この道路は、全区間が宮崎県内にあり、地域の交通の要所として重要な役割を果たしています。

路線番号と接続

宮崎自動車道は、高速道路ナンバリングシステムにおいて「E10」が割り当てられています。また、えびのジャンクション（JCT）から鹿児島方面へ向かう九州自動車道が開通するまでは、えびのICからえびのJCTまでの区間もこの道路として利用されていました。正式な路線名は「九州縦貫自動車道宮崎線」とされています。

歴史

宮崎自動車道の歴史は1966年に始まり、当初は国土開発幹線自動車道建設法の改正により九州縦貫自動車道宮崎線が追加されました。1967年には高速自動車国道に指定され、1976年には初めての区間であるえびのICから高原ICまでが開通しました。1981年には全線が開通し、2000年には東九州自動車道との接続が実現しました。

2011年には霧島山新燃岳の噴火の影響で特定区間が通行止めとなるなどの出来事がありましたが、2016年には山之口サービスエリアにスマートインターチェンジが開設されるなど、道路の整備は続いています。

インターチェンジとサービスエリア

宮崎自動車道には多くのインターチェンジが設けられており、各ICの管理と運用は宮崎高速道路事務所が担っています。特に重要なインターチェンジについては、情報がまとめられています。さらに、サービスエリア（SA）とパーキングエリア（PA）がそれぞれ2ヶ所ずつ存在し、休憩や食事を取る場として利用されています。霧島SAにはレストランがあるものの、パーキングエリアには自動販売機とトイレのみが設置されている点に注意が必要です。

車両の通行と交通量

現在、一部区間では最高速度の引き上げ試行が行われており、法定最高速度である100キロメートル毎時に設定されています。また、宮崎道の交通量は年々増加傾向にあり、特に東九州道との接続後はさらなる利用が見込まれています。

結論

宮崎自動車道は、宮崎県における重要な交通インフラであり、地域の発展に寄与する存在です。今後も交通の利便性を向上させるための取り組みが続けられ、地域住民や観光客の利便性が向上することが期待されます。整備が進むこの道を利用することで、宮崎県内外へのアクセスがよりスムーズになるでしょう。

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