宮崎未樹子

宮崎未樹子について



宮崎 未樹子（みやざき みきこ）は、1967年8月10日生まれの女性アスリートで、青森県出身です。彼女は柔道とレスリングの両方で優れた成績を残し、特に1996年の女子レスリング世界選手権61 kg級において金メダルを獲得したことで知られています。また、日本体育大学を卒業し、スポーツ界において広く活躍してきました。

来歴



宮崎は学生時代から柔道に打ち込み、全日本選抜柔道体重別選手権大会では66 kg級で3位の成績を残しました。バルセロナオリンピックを目指して練習を重ねる中、日体大柔道部では同級生の持田典子と強固な友情を築きましたが、残念ながらオリンピック出場は叶いませんでした。その後、持田と同じく住友海上火災保険に入社し、その企業でレスリングに出会うこととなります。

1993年、彼女のレスリングキャリアが始まり、全日本女子レスリング選手権61 kg級や全日本女子レスリングオープントーナメント61 kg級で浜口京子選手を相手に自身の柔道技術を活かして戦い、連続フォール勝ちを収める快挙を遂げます。同年の世界選手権では2階級上の75 kg級に挑戦し、見事に銀メダルを獲得しました。指導者である山本郁栄は、彼女が得意とする柔道技を駆使することが成功に繋がったと語っています。

キャリアの中で体重を調整しながら、1996年には61 kg級でついに世界チャンピオンの栄冠を手にしました。しかし、1998年には日本チャンピオンの座から転落し、競技を引退する決断を下します。彼女のレスリングでの所属は、デビューから引退まで住友海上火災保険の一員であり続けました。後には教員活動に移行し、宇都宮短期大学附属高等学校で体育教員として後進の指導にあたりました。

2008年には東京で開催された世界選手権において、歴代の世界チャンピオンとして特別表彰され、その名はレスリング界において永遠に刻まれることとなります。

主な戦績



柔道


  • - 1987年: 正力杯 3位（56 kg超級）
  • - 1991年: 体重別 3位（66 kg級）
  • - 1992年: 実業個人選手権 3位（61 kg級）
  • - 1993年: 強化選手選考会 3位（66 kg級）

レスリング



彼女の功績と成果は、レスリング界のみならず、スポーツ全般においても高く評価されており、後世の選手たちに多大な影響を与え続けています。

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