宮嶋茂樹

宮嶋 茂樹

宮嶋 茂樹（みやじま しげき、1961年5月30日生まれ）は、日本の著名な報道カメラマンおよびジャーナリストです。兵庫県明石市に生まれた彼は、白陵中学校・高等学校を経て、1980年に日本大学藝術学部写真学科に入学し、1984年に卒業。彼のキャリアは講談社に入社したことから始まり、ここで『フライデー』の専属カメラマンとして活動を始めます。

来歴

宮嶋のキャリアは多岐にわたり、特に彼の取材に対する情熱が印象的です。1986年にはフィリピンのエドゥサ革命を取材しようとしたものの、最初は審査が通らず新婚旅行を利用して現地に赴くこととなりました。しかし、希望する写真を撮れなかった宮嶋は、帰国後すぐに再度の渡航を希望するも拒否されました。この経験から、彼は1997年にフリーランスのカメラマンとして独立することを決意し、以降は自由な取材を続けることになります。

フリーランスとなった後、彼は日本国内外の様々な場所を取材しました。特に1996年には東京拘置所で麻原彰晃の写真を撮影し、他にも金正日の外遊中の姿など、数々のスクープを手にしました。また、1996年に南極観測船「しらせ」に乗船し、南極の映像も収めています。近年のニュースとしては、2022年のロシアのウクライナ侵攻の際に報道カメラマンとしてキエフに赴き、現地の状況を伝えています。

主な主張・思想

宮嶋は、取材活動を通じて様々な社会的・政治的主張を行っています。特に、東日本大震災後の風評被害に対しては批判的な立場を取り、徴兵制の主張や自衛隊の尖閣諸島への駐留を支持する意見を展開しました。また、外国人労働者の問題についても日本人自身の自殺問題の方が深刻であるとする意見を述べ、これに対する野党の反応に批判的な視点を持っています。

プライベート

プライベートでは、趣味としてハンティングや模型制作を楽しんでいる一方で、大学時代にはアルコールハラスメントを受け、その経験が影響してお酒を飲むことが苦手な一面を持っています。過去には、カメラマンの女性と結婚した後に離婚し、現在はロシア人女性と再婚しています。彼は毎年8月15日に靖国神社に参拝していることでも知られています。

受賞歴と著作

彼はその活動に対していくつかの賞を受賞しており、第3回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞の写真賞を受賞しています。著作には多数の写真集やルポルタージュが含まれ、特に「不肖・宮嶋」シリーズは広く知られています。戦争や自衛隊に関するテーマで多くの書籍を執筆しており、近年では「ウクライナ戦記 不肖・宮嶋最後の戦場」といった著作を発表しています。彼の視点を通じて、私たちは彼が見てきた世界の一端を知ることができます。

結論

宮嶋茂樹は、報道の現場を駆け巡り、その視点を通じて我々に多くのことを伝え続けています。彼の取材に対する情熱や社会への鋭い洞察は、今後も多くの人々に影響を与え続けるでしょう。

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