宮田陽・昇

宮田陽・昇の紹介

宮田陽（みやた よう）と宮田昇（みやた しょう）は、漫才協会、落語芸術協会、マセキ芸能社に所属する実力派漫才コンビです。二人はそれぞれユーモア溢れる個性を持ち、漫才の世界で確固たる地位を築いてきました。コンビ名の由来は、メンバーの名前に由来しており、彼らの活動の象徴でもあります。

メンバーのプロフィール

宮田陽（ボケ担当）

本名は齊藤敬（さいとうけい）。1968年4月26日生まれ、秋田県出身です。秋田県立秋田高等学校を卒業し、その後立命館大学法学部に進学しました。1991年には劇団俳優座の研究生として舞台に携わり、2010年からは漫才協会フットサル部の選手兼監督に就任。2015年より漫才協会の常務理事、2017年には同協会の副会長となり、漫才界の発展に寄与しています。

宮田昇（ツッコミ担当）

本名は板垣達也（いたがきたつや）。1976年10月31日生まれ、広島市安芸区の出身です。2010年には女性落語家柳亭こみちと結婚し、二人の子供を授かりました。2017年には漫才協会の理事に任命されています。

経歴の追跡

二人は1993年に宮田陽が「劇団 TIME Produce」を結成し、1995年に宮田昇が入団したことから、その活動が始まります。1997年には劇団が解散し、その後1999年にコンビを結成。2001年5月に弟子入りし、コンビ名を現在の「宮田陽・昇」に変更しました。多くの漫才師と同様に、彼らも積極的に競演を行い、集団としての強みを発揮しています。

二人は「漫才協会の四天王」としても知られ、特にロケット団やナイツ、ホンキートンクと共に高い評価を得ています。2013年には漫才協会認定の真打ちに昇進し、11月26日の漫才大会でその実力を証明しました。

芸風と特徴

宮田陽は、日本全47都道府県やアメリカ合衆国の50州、さらには中国やアフリカ大陸に至るまでの情報を暗記する高い知識を持ち、独自のボケを展開しています。昇が陽の質問に対して的確にツッコミを入れるスタイルが受け入れられ、多くのファンを魅了しています。また、過去には陽が「人力車で帰ります」と言い、昇がそれを受けて舞台から退場するスタイルも人気でした。

興味深いことに、昇は元野球選手の谷繁元信に似ているため、時折彼をネタとして取り入れています。また、彼らの漫才には落語の形式を取り入れることが多く、「落語漫才」としても評価されています。

出演番組・活動

テレビ

彼らの活動は多岐にわたり、多数のテレビ番組に出演しています。有名なものとして、「笑点」（日本テレビ）、「年忘れ漫才競演」（NHK）、「浅草お茶の間寄席」（チバテレビ、tvk）などがあり、多くの視聴者に笑いを届けてきました。

ラジオ

ラジオにも積極的に出演しており、「真打競演」（NHK第一）、「歌武蔵の週刊らじちゃんこ」（CBCラジオ）などでその存在感を発揮しています。

映画・ウェブ

映画にも出演し、2010年に公開された「劇場版TRICK」や2024年公開予定の「漫才協会 THE MOVIE」では重要な役割を果たしています。Webコンテンツでも活動しており、YouTubeチャンネル「陽の部屋」では自身の魅力を発信しています。

受賞歴

宮田陽・昇は数多くの受賞歴も持ち、2004年には「第3回漫才新人大賞」で優秀賞を受賞し、2005年にはこれが大賞に進化しました。2012年には文化庁芸術祭賞の新人賞を受賞し、2017年には花形演芸大賞の銀賞を獲得しました。

彼らの多様なアプローチと独自のスタイルは、多くのファンに喜ばれ続けています。これからもその活動が楽しみですね。

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