宮脇“JOE”知史

宮脇“JOE”知史の音楽人生

宮脇“JOE”知史（みやわき ジョー さとし）は、1964年5月6日生まれの日本のミュージシャンで、特にドラム演奏で知られています。京都府が出身地で、同志社香里高等学校を卒業後、同志社大学に進学したものの中退。音楽の道を選んだ彼は、2024年1月から東映アニメーション音楽出版株式会社に所属することが決まりました。

音楽キャリアのスタート

JOEの音楽キャリアは1983年に始まりました。当初、彼は44MAGNUMというバンドでデビューを果たし、以降の音楽活動における基盤を築きます。1988年、44MAGNUMを脱退した後、彼はダイアモンド☆ユカイのツアーに参加し、より多様な音楽スタイルを吸収しました。その後1994年にはZIGGYに参加し、1995年には元XのTAIJIと共にKINGSとしてアルバムをリリースしました。

JOEはその後も多数のバンドでセッションドラマーとして活躍し続け、特にhide with Spread BeaverではJOE名義で活動していました。

現在の活動

彼はRIDER CHIPSのドラマーとして知られ、復活した44MAGNUM、MADBEAVERS、そして浜田麻里のツアードラマーとしても活動しています。2023年の10月には、来年で60歳を迎えることを機に、ドラムだけでなく音楽関連の新たな仕事にも挑戦したいとの意欲を示し、RIDER CHIPSでの活動を一時休止。2024年には東映アニメーション音楽出版株式会社との業務委託契約を結び、イベント制作スタッフとして新たな一歩を踏み出します。

特徴と影響

JOEはその卓越したドラム技術と音楽センスで知られており、特にD'ERLANGERの菊地哲にとって唯一の弟子であることからも、その影響力が伺えます。また、彼は多くのアーティストとのコラボレーションを通じて、幅広い音楽ジャンルに対応してきました。

レコーディング参加

JOEは様々なアーティストのアルバムやシングルに参加しており、その中には、中間英明の『Point Of No Return』や、COMPLEXの『GOOD SAVAGE』、更には西城秀樹のトリビュート作品などが含まれています。浜田麻里のアルバム『Unconscious beauty』や『Legenda』にも参加し、その存在感を示しています。また、Ken（L'Arc〜en〜Ciel）や大槻ケンヂと橘高文彦のプロジェクトにも関与し、音楽シーンでの多様性を確立しています。

映画出演

2022年に公開された映画『TELL ME ～hideと見た景色～』では、JOE自身の役が川野直輝によって演じられ、彼も音楽監修に関与しました。このように、彼の音楽人生はバンド活動だけでなく、音楽制作や映像表現にも広がっている点が特徴です。

JOEのキャリアは、常に新しいことに挑戦しながらも、基盤となる音楽の魅力を忘れない姿勢で展開しています。新しい環境へと進出する彼の音楽人生は、今後も注目を集めることでしょう。

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