中間英明

中間英明

中間英明（なかま ひであき、1965年2月11日 - ）は、日本のギタリスト。ネオクラシカルメタルを得意とし、速弾きと叙情的なメロディを融合させたプレイスタイルで知られています。

経歴

1988年、ハリー・スキュアリーのギタリストとしてデビュー。アメリカンロックの影響を受けたプレイを披露していました。しかし、イングヴェイ・マルムスティーンの音楽との出会いをきっかけに、ネオクラシカルメタルへと傾倒していきます。

1989年、ハリー・スキュアリー解散後、二井原実（元ANTHEMのボーカリスト）のバンドにギタリストとして参加。同年、ソロアルバム『Point Of No Return』をリリースし、ソロアーティストとしてのキャリアをスタートさせます。

1990年には、日本のヘヴィメタルバンドANTHEMに加入。しかし、1991年に脱退し、EMERALD FORESTを結成します。その後、活動拠点をアメリカに移し、「Hell'n'Back」を結成。海外での活動も積極的に展開します。

2005年3月には、『Demo'n Supremacy』をリリース。同年7月にはANTHEMのツアー東京公演にゲスト参加し、往年のファンを沸かせました。12月7日には、『Sacred Wind』をリリース。

2008年からは、L'Arc-en-Cielのギタリストkenのソロプロジェクトに参加。2009年、2010年にはkenのツアーにも参加し、そのテクニカルなギタープレイで観客を魅了しました。

2010年には、島紀史（CONCERTO MOON）とのジョイントツアー「DOUBLE AXEMAN TOUR」を開催。金子聡司（Vo）、満園庄太郎（Ba）、増田隆宣（Key）という豪華なメンバーを迎え、圧巻のパフォーマンスを披露しました。

プレイスタイル

マイケル・シェンカーやリッチー・ブラックモアからの影響も公言しており、彼らのスタイルを昇華した、メロディアスかつスピーディーなギタープレイが特徴です。イングヴェイ・マルムスティーンに影響を受け、ネオクラシカルの要素を取り入れたことで、独自のスタイルを確立しました。

使用機材

デビュー当時はスクワイアのストラトキャスターを使用していましたが、現在は72年製のフェンダー・ストラトキャスターをメインギターとして使用しています。アンプはヴィンテージのマーシャルを愛用。ANTHEM在籍時には、歴代ギタリストの中でも特に大音量で演奏していたことでも知られています。

エフェクターに関しては、マクソンのオーバードライブをブースターとして使用することが多く、ディレイも欠かせない存在です。

ディスコグラフィー

HURRY SCUARY

Break It Up（DANGER CRUE RECORDS,DCCA-37）

ソロアルバム

Point Of No Return（DANGER CRUE RECORDS,DCCA-36）

HELL 'N' BACK

Demo'n Supremacy（DANGER CRUE RECORDS,DCCA-35）
Sacred Wind（DANGER CRUE RECORDS,DCCA-43）

その他

映画『ふうせん』サウンドトラック「SHOOT THE GUITARIST」
LAST BATTLE

関連事項

ANTHEM
ネオクラシカルメタル
* 速弾き

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