宮部和裕

宮部 和裕（みやべ かずひろ）

宮部和裕は1973年6月21日生まれの日本のアナウンサーで、CBCテレビに所属しています。愛知県名古屋市西区出身で、中学校は春日村の名を持つ春日中学校を卒業しました。高校は愛知県立千種高等学校を経て、早稲田大学人間科学部を卒業。学生時代には野球部に参加し、中学生の時には名選手イチローと対戦経験があります。早稲田ではアナウンス研究会に所属し、様々な仲間たちと共に活動しました。

1997年、宮部はCBCに入社し、以降はスポーツアナウンサーとして活躍しています。多くのプロスポーツイベントを実況し、中日ドラゴンズの試合をはじめ、あらゆるスポーツ中継を担当してきました。特にドラゴンズの常勝時代のビールかけイベントを6回経験するなど、その場に立ち会う幸運もありました。彼の実況デビューは、横浜ベイスターズの駒田徳広選手が達成した2000本安打試合であり、中日ドラゴンズの山本昌投手による史上最年長のノーヒットノーランの実況でも有名です。石川昂弥選手のプロ初打席初ヒットなど、数多くの名場面に立ち合う運も持っています。

特に注目されるのは、彼が実況する際の「心の実況」という言葉で、自筆サインに大きく記すことで、選手たちへの想いを表現しています。彼は高校ラグビー、ボクシング、サッカー、ゴルフ、ボーリングなど幅広いスポーツ中継に携わり、特にポールダンス中継ではJNNアノンシスト賞を受賞するなど、その実力が評価されています。

宮部は、音楽にも理解のあるアナウンサーで、サカナクションのボーカル山口一郎との交流があります。ドラゴンズへの深い愛からくる関係性で、テレビ中継のテーマ曲として『アルクアラウンド』が使われる等、音楽とスポーツの融合を追求してきました。

また、宮部は中日ドラゴンズで活躍する選手たちに関するさまざまな愛称やニックネームを作り出しました。例えば、エクトル・ルナ、アンダーソン・エルナンデス、リカルド・ナニータの3選手を「3D」と呼んだり、田島慎二選手の愛称「タジ魔神」を広めるなど、そのユーモア溢れる一面も持っています。2022年にはミラクル8という番組が好評を博しました。

現在、宮部はCBCドラゴンズナイターやドラ魂キングなどのラジオ番組や、テレビでは「燃えよドラゴンズ」やJ SPORTS STADIUMなど、さまざまなスポーツ中継に出演しています。また、以前には「ニュースな日曜日」や「グランパスTVプラス」など、多くの番組に携わりました。

宮部和裕は、アナウンサーとしてのキャリアを通じて、スポーツの魅力を伝え続ける存在であり、多彩な才能と情熱で多くのファンに愛されています。

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