寄神建設

寄神建設株式会社の概要

寄神建設株式会社（よりがみけんせつ）は、兵庫県神戸市兵庫区に本社を構える企業で、海上土木事業を主な活動内容としています。みどり会の会員企業であり、三和グループの一員としても知られています。1950年に設立されたこの会社は、創業からの長い歴史を持ち、様々な大型プロジェクトの建設に携わってきました。

沿革

寄神建設の起源は、1941年に寄神美好が創業した寄神海事工業所に遡ります。1950年には株式会社寄神海事工業所として法人化し、寄神美好が社長に就任しました。その後、1966年に現在の社名である寄神建設株式会社に改名し、発展を続けています。1994年には寄神茂之が専務から社長に昇格し、会社の成長を新たな視点で導きました。また、2009年には創立60周年を迎え、記念式典を開催し、歴史的な節目を祝いました。

主な施工実績

寄神建設は、関西国際空港や神戸ポートアイランド、東京湾アクアラインなど、日本を代表するインフラプロジェクトにおいて多くの実績があります。特に、明石海峡大橋とレインボーブリッジは、当社の技術力を示す象徴的なプロジェクトです。また、神戸空港や中部電力碧南火力発電所、中部国際空港、さらには東京国際空港のD滑走路の建設にも関与し、全国に広がる技術力と経験を基に多様なプロジェクトに対応しています。

特徴

寄神建設の特長は、海上土木を企業活動の中核とし、設備の整備に力を入れている点です。特に、海上での土木施工を可能にするため、多数の作業船を保有しており、その中には4100tの吊上能力を持つ起重機船「海翔」が含まれています。この能力は日本国内で最大級であり、世界的にもトップクラスであるため、寄神建設の技術力を象徴しています。その他にも、4000t吊の起重機船、各種コンクリートプラント船、杭打船、浚渫船、地盤改良船など、多様な設備を完備し、様々なニーズに応えられる体制を整えています。

関連会社

寄神建設は、他にも多くの関連会社を抱えています。寄隆建設や日神建設、寄神オーシャン、寄神興産、東播建機、寄神エージェンシーなど、海上土木以外の事業にも関与しており、幅広い技術力とネットワークを構築しています。

今後も寄神建設は、海上土木業界でのリーダーシップを発揮し続け、新たな挑戦に取り組む姿勢を貫いていくでしょう。

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