富丘川

富丘川は、札幌市手稲区を流れる新川水系に属する準用河川です。その源流は、手稲山系の北東に位置する手稲富丘の谷にひっそりと息づいています。アイヌの人々は、この川を「ヌㇷ゚・ウトゥル・クㇱ・ナイ」（野の間を通る川）と呼んでいました。

流路

源流から東へと流れ出した富丘川は、やがて麓へと到達します。そこからは、緩やかな蛇行を繰り返しながら、市街地を北東へと進みます。国道5号の地下を約100メートルにわたって南東方向に流れ、富丘2条4丁目で流路を直線に変え、再び北東へと向かいます。函館本線の手前で急角度に右へと向きを変え、その直後に中の川へと合流し、その流れを終えます。

治水

富丘川は小規模な河川であり、市街地を流れる区間は護岸工事が施されています。しかし、河川敷は整備されていません。1998年9月16日には、台風による記録的な大雨の影響で、中の川との合流地点で河川が氾濫する被害が発生しました。この事態を受け、合流地点には排水機場が設置され、以降の治水対策が強化されました。

橋梁

富丘川には、数多くの橋梁が架けられています。以下に主な橋梁を列挙します。

札樽自動車道
富丘6号橋
富丘5号橋
富丘4号橋
富丘3号橋
富丘2号橋
富丘高台橋
富丘1号橋
暗渠 - 国道5号、北5条手稲通
（橋）
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富丘あづま橋
富丘東公園橋
* 追分橋

これらの橋梁は、地域住民の生活を支える重要なインフラとなっています。

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