富士商

富士商株式会社：地域を支えるエネルギーと多様な事業展開

富士商株式会社は、山口県山陽小野田市に本社を構え、石油製品販売を主力とする企業です。出光興産（旧昭和シェル石油）の特約店として、地域社会のエネルギー供給を担うとともに、多角的な事業展開で地域経済の活性化に貢献しています。

多岐にわたる事業内容

富士商グループは、エネルギー事業を基盤としつつ、環境ソリューション、フード、企画営業、FC（フランチャイズ）、総合空間サービス、不動産など、幅広い分野で事業を展開しています。

産業エネルギー事業: ガソリン、灯油、重油などの燃料油、潤滑油、グリース、固形燃料、アスファルトなど、産業活動に不可欠なエネルギー資源を幅広く取り扱っています。自社油槽所と配送センターを保有し、燃料の安定供給を支えています。また、DPF（Diesel Particulate Filter）の洗浄サービスやリビルト品の販売も手掛けており、環境負荷低減にも貢献しています。
環境ソリューション事業: 太陽光発電システム、ソーラーカーポート、V2H（Vehicle to Home）、蓄電池、EV充電器、LED照明など、再生可能エネルギー関連事業に力を入れています。CO2フリー電力の提供や、LNG・バイオマス燃料の導入も推進しており、脱炭素社会の実現に貢献しています。
フード事業: ECサイト「厳選肉専門店ふじ匠」を運営し、オリジナル加工商品の通信販売を行っています。実店舗も展開し、地域のお客様に高品質な精肉を提供しています。
企画営業事業: ギフト商品やノベルティグッズの企画・販売、アスクルの代理店としてのオフィス用品販売、アサヒ飲料の自動販売機設置など、幅広いニーズに対応しています。
FC事業: 買取大吉などのフランチャイズ店舗を運営しています。
総合空間サービス事業: 企業のコーポレートサインの設計・製作、オフィス家具の提供、内装デザイン・施工など、オフィス空間に関するトータルソリューションを提供しています。
不動産事業: 学生向けのアパート経営や賃貸管理を行っています。

歴史

富士商株式会社は、1952年に設立され、1959年にシェル石油の特約店となりました。その後、運送、海運、産業、プロパンガスなど、様々な分野でグループ企業を設立し、事業を拡大してきました。2016年には、持株会社制に移行し、富士商グループホールディングス株式会社 (FGHD) を設立しました。近年では、DPF洗浄工場の開設、ECサイトの開設、買取大吉の店舗展開など、新たな事業にも積極的に取り組んでいます。

グループ企業

富士商グループは、以下の企業で構成されています。

小野田通運（運送業）
富士運輸（運送業）
富士海運（海運業）
富士産業（機械設備等の建設）
エネックス（液化石油ガスの卸・小売）
都市産業（産業廃棄物処理業）
富士商リテールサービス株式会社（車両整備）
小野田商業開発株式会社（おのだサンパーク）
有限会社きららナビデザインワークス
有限会社竜王
西部特アス（特殊アスファルト製造）
有限会社レンタワーク（ビジネスレンタカー）
サン・カルパ株式会社（ホットヨガスタジオ）
西部クリーンガス供給センター株式会社（液化石油ガス配送業）
有限会社角田油業（廃油処理業）

地域社会との連携

富士商グループは、地域社会との連携を重視し、様々な活動を通じて地域に貢献しています。おのだサンパークの運営や、山陽小野田市立サッカー交流公園、山口きらら博記念公園多目的ドームの命名権取得などを通じて、地域スポーツや文化の振興を支援しています。また、レノファ山口FCのスポンサーとしても活動しています。

富士商株式会社は、エネルギー供給を基盤としつつ、多角的な事業展開で地域社会の発展に貢献する企業です。今後も、地域に根ざした企業として、新たな価値を創造し続けることが期待されます。

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