富士市文化会館ロゼシアター

富士市文化会館ロゼシアター

富士市文化会館ロゼシアターは、静岡県富士市に所在する多目的文化施設です。この施設は、前身の吉原市吉原市民文化センターを基に、さらに発展した形で現在の姿となりました。多くの場合、愛称である「ロゼシアター」として広く知られています。

概要

ロゼシアターは、大・中・小の3つのホールを中心に、レセプションホールや展示室、練習室、リハーサル室、会議室、和室、レストランなど多様な付帯施設を備えています。また、隣接する駐車場も利用可能で、静岡県東部地区でも大規模な複合文化施設として親しまれています。ここでは、ホールの貸出だけでなく、さまざまな主催公演も開催され、国内外のオーケストラやアーティストが数多くパフォーマンスを行っています。

ホールの詳細

大ホール

大ホールは、1,632席を有する音楽を主体とした多目的ホールです。1階には1,210席、2階には422席が配置されており、平山郁夫が描いた原画「流沙浄土変」を基にした緞帳が印象的です。

中ホール

中ホールは700席を収容し、演劇を主な用途とする多目的ホールです。1階に590席、2階に110席が設けられており、富士市出身の画家である野田好子の作品「春夏秋冬」をテーマにした緞帳が特徴です。

小ホール

小ホールは326席を用意しており、市民の自主文化活動が中心です。この場所は、地域の文化振興にも寄与しています。

沿革

ロゼシアターの計画は1986年に始まり、1989年には基本構想がまとまりました。1990年12月には具体的な工事が始まり、1992年には財団法人富士市文化振興財団が設立されました。同年、地元市民による愛称公募を経て「ロゼシアター」と名付けられ、1993年には無事竣工し、落成記念式と一般公開が行われました。

この文化会館は、1994年には静岡県都市景観賞最優秀賞、1998年には公共建築賞優秀賞を受賞しています。また、2013年には名人決定戦の一局が開催されるなど、多様な文化イベントが行われています。

交通アクセス

ロゼシアターへのアクセスは、JR東海道新幹線の新富士駅またはJR東海道本線の富士駅からバスやタクシーを利用することができます。また、富士市役所近くに位置し、東名高速道路の富士インターチェンジからも便利にアクセス可能です。東京駅からは高速バス（かぐや姫エクスプレス）を利用することができ、羽田空港や横浜駅からも高頻度でバス運行があります。

記念誌

ロゼシアターの開館から10周年を記念して、「ロゼシアター10年のあゆみ」という記念誌が発行されています。これにより、当施設の歴史とその足跡を改めて知ることができます。

まとめ

富士市文化会館ロゼシアターは、その規模や多様性から静岡県内外で高く評価されています。多彩な文化イベントが催され、地域住民だけでなく多くの観光客に愛され続ける場所として、今後もますますの発展が期待されます。

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