富士産業 (健康食品業)

富士産業株式会社について

富士産業株式会社は、香川県丸亀市に本社を構える、健康食品、化粧品、医薬部外品の研究開発・製造・販売を行う企業です。創業者の岡田吉朗が、自身の腹痛を治してくれたニンニクに可能性を感じ、「ニンニクで世のため、人のために何かできないか」という思いから1954年に創業しました。当初は養鶏畜産用添加物としてニンニク乾燥粉末の製造販売からスタートしました。

創業から成長へ

1967年、京都衛生研究所の藤原邦達氏の協力を得て、アリシンとビタミンB1を結合させ安定化させたニンニクエキスの開発に成功。このエキスを飼料添加物として製品化し、水産養殖分野へ進出しました。当時、養殖業者を悩ませていた魚のビタミンB1欠乏症を劇的に改善する効果が確認され、製品は大ヒット。翌1968年には法人化しました。

その後、液状ニンニクを飼料に混ぜる作業員の「手の肌が滑らかになった」という声から、ニンニク成分を配合した入浴剤に着目。武田薬品工業との提携により、試行錯誤の末に製品化された入浴剤『シャンラブ』は大ヒットとなり、売上を大きく伸ばしました。さらに、研究を重ねてきたブラジル原産の白甘藷から健康食品「カイアポ」を製品化し、通販事業も開始。科学的根拠に基づいた研究開発を基本姿勢とし、健康食品、化粧品、育毛剤など、幅広い製品を開発しています。

2006年には、通販ブランドを「ウェルベスト」へ変更。創業当初からの「専門的な研究機関での研究や実験を重ねた科学的根拠のあるものだけを製品化する」という基本姿勢を貫いています。

沿革

1954年：香川県三豊郡にて養鶏畜産飼料添加物として、ニンニク乾燥粉末の製造販売を開始。
1968年：株式会社に組織変更。畜産用混合飼料「ビタリック」を発売。
1970年：富士産業株式会社へ社名変更。
1976年：水産養殖分野に進出。水産用混合飼料「ネオビタE」を発売。
1979年：水産用薬品部門を設立。
1987年：薬用入浴剤「讃岐まんのう・湯」を発売。香川県三豊郡詫間町に詫間工場を完成。本社を丸亀市に移転。
1988年：武田薬品工業との共同開発により、薬用入浴剤「シャンラブ」を発売。
1994年：通信販売事業部門を設立。
1996年：カイアポイモを原材料とした健康食品「カイアポAF」を発売。
2002年：桐葉エキスを配合した女性用薬用育毛剤「リリィジュ」を発売。
2005年：中国山西省の老陳醋を使用した「老陳醋シリーズ」を発売。
2006年：通信販売ブランド「ウェルベスト」をスタート。
2008年：医薬品通信販売「くすりのウェルベスト」をスタート。
2010年：酵素サプリメント「エンザイムベーシック」を発売。

主な事業

水産事業: 第一営業部では、自然素材にこだわり、国内外の製薬メーカーや化粧品メーカーに機能性素材を販売。また、機能性素材を使用した育毛剤・入浴剤・化粧品のOEM供給も行っています。第二営業部では、社内で唯一「一般食品」を製造販売。讃岐白味噌を使った「漬魚」や、瀬戸内産の魚介類を使った「薄焼きせんべい」などを扱っています。
通信販売事業: 1994年の開始以来、科学的根拠に基づいた製品を全国に直販。主力商品は女性用育毛剤「リリィジュ」や「新谷酵素エンザイムベーシック」など。通販ブランドは「ウェルベスト」です。

コールセンターと製造拠点

丸亀市にあるコールセンターには、80名を超える「毛髪診断士」と「薬剤師」が在籍し、顧客対応を重視しています。商品は香川県三豊市の詫間工場にて梱包・発送されています。

事業所・営業所

本社：〒763-8603 香川県丸亀市田村町1301
研究開発センター：〒763-0071 香川県丸亀市田村町1301
ウェルベスト事業部 第二コールセンター：〒763-0072 香川県丸亀市山北町105-1
鳥坂工場：〒767-0031 香川県三豊市三野町大見42-1
詫間工場：〒769-1102 香川県三豊市詫間町松崎2821-2
詫間第二工場：〒769-1102 香川県三豊市詫間町松崎2823-3
青森工場：〒039-0201 青森県三戸郡田子町大字田子字日ノ沢3-1
愛媛営業所：〒798-0087 愛媛県宇和島市坂下津甲407-170
鹿児島出張所：〒890-0033 鹿児島県鹿児島市西別府町2794-17-202

外部リンク

富士産業
* 富士産業 研究開発センター

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