富山南警察署

富山南警察署

富山南警察署（とやまみなみけいさつしょ）は、富山県警察の管轄下に置かれている警察署の一つです。およそ170名の署員が地域住民の安全・安心のために勤務しており、識別章には所属を示す「TM」の文字が表示されます。

沿革

当警察署の管轄区域や名称は、過去の市町村合併や庁舎移転に伴って変遷してきました。

平成17年（2005年）4月1日

当時当署が管轄していた上新川郡大沢野町、大山町、そして婦負郡細入村が、他の町村と一体となって旧富山市と合併し、新たな富山市が誕生しました。これにより、それまで1市2町1村に及んでいた管轄自治体は富山市のみとなりました。

平成17年（2005年）10月7日

市町村合併を受けた変更として、名称が「富山県大沢野警察署」から「富山県富山南警察署」に改められました。この際、かつては大沢野警察署の管轄だったものの、一時的に旧富山警察署（現在の富山中央警察署）の管轄に移っていた富山空港を含む富山市富南地区が、再び当警察署の管轄区域に編入されました。

令和2年（2020年）11月24日

庁舎が富山市蜷川に新築移転しました。この移転により、富山中央警察署が担当していた区域のうち、光陽、蜷川、堀川、山室、太田の5地区が新たに富山南警察署の管轄区域に加えられました。また、これまでの庁舎があった富山市上大久保の建物は、「大沢野幹部交番」として位置づけが変更されました。

所在地

現在の庁舎は富山市蜷川にあります。

富山市蜷川123番地1

管轄区域

当警察署の管轄区域は、富山市内の一部地域に及びます。具体的には、かつて大沢野町、細入村、富南村、大山村であった区域が含まれます。

さらに、令和2年（2020年）の庁舎移転に伴い、富山中央警察署から以下の5つの地区が新たに管轄区域として加わりました。

山室地区
光陽地区
堀川地区
太田地区
蜷川地区

組織体制

当警察署は、地域社会の安全を守るために、様々な部門で構成されています。主要な組織は以下の通りです。

署長（階級は警視）
副署長（階級は警視）

また、実務を担う各課として、以下の部署が設置されています。

警務課: 警務、県民相談、留置管理などの業務を担当します。
警備課: 警備に関連する業務を行います。
生活安全課: 生活安全総務、人身安全、捜査などの業務を担当します。
刑事課: 刑事総務、刑事、組織犯罪対策、鑑識などの業務を担当します。
地域課: 地域総務、自動車警らなどの業務を担当します。
交通課: 企画規制、送致、指導、事故捜査などの業務を担当します。
会計課: 会計に関する業務を担当します（課長は一般職員）。

下部組織

管轄区域内の治安維持を担うため、以下のような交番や警察官駐在所などが設置されています。※印は、富山中央警察署から移管された施設を示します。

幹部交番
大沢野幹部交番（富山市上大久保、旧庁舎所在地）

交番
富南交番（富山市上栄）
空港前交番（富山市秋ヶ島）
今泉交番（富山市今泉西部町）※
堀川交番（富山市堀川小泉町）※
山室交番（富山市中川原）※
下堀交番（富山市下堀）※
大山交番（富山市上滝）

警備派出所
富山空港警備派出所（富山市秋ヶ島、所長は警部）

警察官駐在所
太田警察官駐在所（富山市石屋）※
笹津警察官駐在所（富山市笹津）
細入警察官駐在所（富山市楡原）
小見警察官駐在所（富山市小見）

検問所
* 細入警察検問所（富山市楡原）

これらの施設を通じて、地域に密着した警察活動が行われています。富山南警察署は、管轄区域の住民の安全と安心を守るため、日々の業務にあたっています。

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