富山県済生会富山病院

富山県済生会富山病院

富山県済生会富山病院は、社会福祉法人恩賜財団済生会が運営する病院で、富山市に位置しています。地域の医療ニーズに応えるため、幅広い診療科を整備し、良質な医療サービスを提供しています。病院は地上7階建ての本館を持ち、延床面積は約16,500平方メートルと旧病院の約2.2倍の広さを誇ります。この新しい施設は、外来や検査を行う1階と2階、入院治療を受けるための病棟である3階から7階に分かれています。

病院の歴史

病院の始まりは1931年に遡り、富山県済生会支部が設立されました。1936年には20床の病床を持つ恩賜財団済生会富山病院として開院。しかし、1945年の富山大空襲により一度は焼失し、高岡市に移転した後、終戦後に仮診療所を設けるなどして徐々に復興を果たしました。1948年には『富山県厚生病院』と改称され、1952年には社会福祉法人として正式に認可されました。その後、1968年に現在の名称である富山県済生会富山病院に改称し、総合病院としての認可を受けました。

新たな移転と発展

1992年には現在地への移転が決定し、95年に新設工事を開始。1997年に新病院が開院し、近隣の富山県高志リハビリテーション病院との連携を強化しました。これにより、予防、治療、リハビリに至るまでの一貫した医療提供を行っています。また、脳卒中センターや慢性腎不全に対応する人工透析センター、地域住民向けの健康診断を行う健康管理センターも設けています。

最新の施設

2023年には新たに『検診・予防管理センター』の起工式が行われ、2024年に完成予定です。このセンターは最新の検診設備を備え、地域住民の健康維持や疾病予防に寄与することを目的としています。これに伴い、さらなる医療の向上が期待されています。

診療科と専門性

富山県済生会富山病院では、内科、外科、産婦人科、整形外科など、幅広い診療科が揃い、それぞれの専門性を活かして患者様に質の高い医療を提供しています。特に、地域の健康を守るため、各種法令に基づく指定・認定病院として、救急告示病院や医療機能評価機構の認定も受けています。

アクセス情報

交通の便も良く、JRの富山駅から車で20分、東富山駅からは徒歩で約15分の距離にあります。また、バス路線も整備されており、地域の方々が通院しやすい環境が整っています。地域医療の中心として、富山県済生会富山病院は信頼される医療機関であり続けています。

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