富山県道174号上滝山室線

富山県道174号上滝山室線

富山県道174号上滝山室線（とやまけんどう174ごう かみだきやまむろせん）は、日本の富山県富山市域に設定されている一般県道です。この路線は、富山市南部の山間部に近い上滝地区から出発し、市街地に近い山室地区へと向かう、富山市内を南北方向に連絡するルートを形成しています。その実延長距離は8,494メートルにおよび、地域の交通インフラとして重要な役割を担っています。

路線の基本情報

この県道は、1960年（昭和35年）4月23日に富山県によって認定された歴史を持ちます。路線の詳細は以下の通りです。

起点: 富山県富山市上滝に位置します。具体的には、富山県道35号立山山田線と富山県道43号富山上滝立山線が交わる「大川寺前交差点」が本路線の起点となっています。
終点: 富山県富山市山室字東田割に定められています。ここでは富山県道65号富山大沢野線と接続しており、「山室中学校前交差点」が終点となります。
実延長: 道路として実際に利用されている区間の長さは8,494メートルです。

地理的特徴と接続道路

富山県道174号上滝山室線が通過する自治体は、全区間にわたって富山県富山市のみです。この路線は、富山市の南東部から市の中央部にかけてを縦断しています。路線の近くには一級河川である常願寺川が流れており、沿道の風景の一部となっています。

本路線の経路途中では、富山市内の複数の主要な道路と接続しており、地域の交通網における結節点としての機能も果たしています。主な接続道路は以下の通りです。

富山県道35号立山山田線および富山県道43号富山上滝立山線：起点である上滝の「大川寺前交差点」で接続します。
富山県道175号新庄大山線：富山市西番地区で接続します。
富山県道68号富山外郭環状線：富山市西番から「城村交差点」までの区間で、この環状線と重複して道路を共有しています。
富山県道56号富山環状線：「太田交差点」で接続します。富山市中心部を環状に取り囲む重要な道路の一つです。
富山県道65号富山大沢野線：終点である山室の「山室中学校前交差点」で接続します。

これらの接続により、周辺地域との往来や、より広域的な道路ネットワークへのアクセスが確保されています。

沿線施設

富山県道174号上滝山室線の沿線やその近隣には、住民生活に関連する様々な施設が見られます。以下はその一部です。

富山地方鉄道上滝線 大川寺駅：路線の起点近くに位置し、公共交通機関の利用拠点となっています。
富山高等専門学校（本郷キャンパス）：高等教育機関として、多くの学生や教職員が利用しています。
富山市立山室中学校：路線の終点近くにあり、交差点名にもその名前が冠されています。
富山市立上滝小学校：路線の起点側にある小学校です。
富山市立太田小学校：太田交差点付近に位置する小学校です。
北陸銀行 上滝支店：地域の金融サービスを提供しています。
* ヤマダデンキ テックランド富山山室店：大型の家電量販店として利用されています。

これらの施設へのアクセス道路としても、富山県道174号上滝山室線は重要な役割を果たしています。全長約8.5キロメートルのこの一般県道は、富山市の南部と中心部近くを結び、通勤・通学、商業活動など、地域住民の日常的な移動を支える基盤となっています。

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