富栄ドラム

富栄ドラムのプロフィールと経歴

富栄ドラム（とみさかえ ドラム）は、1992年4月11日生まれ、兵庫県神戸市北区出身の俳優兼YouTuberです。本名は冨田 龍太郎（とみた りゅうたろう）で、かつては大相撲力士として知られていました。力士時代の四股名は「富栄」で、伊勢ヶ濱部屋に所属して活動していました。

来歴

富栄ドラムは神戸市立雲雀丘中学校にて柔道を始め、地元の大会で優勝する実績を残しました。中学3年生のときに校長からの一言をきっかけに相撲大会に出場し、未経験ながらも2位の成績を収め、その際に観覧していた9代伊勢ヶ濱にスカウトされる形で力士の道へ進むこととなります。
2008年3月場所で初めて土俵に上がり、本名で活動していたのは前相撲と翌5月場所までであり、同年の7月から四股名を「富栄」と改名しました。
2015年には三段目において、当時無敗であった後輩の佐藤（後の貴景勝）に勝利を果たし、初黒星を付ける快挙を成し遂げました。富栄は、日馬富士の関脇時代から引退までの間、彼の付け人としても活躍し、他にも著名な力士のサポートを行いました。
2018年11月の場所では最高位となる東幕下6枚目に昇進。しかし、最愛の姉の死と怪我が重なり、2020年9月から続けて休場することになり、2021年の3月場所で引退を決意しました。
その後、YouTuberとしての活動を始めました。

芸名の変更と俳優デビュー

俳優への転身を果たした富栄ドラムは、2023年に行った姓名判断の結果を受けて、より良い芸名として「富栄ドラム」に改名することを決定しました。これを機に、彼は俳優業にも力を入れるようになります。
2023年7月から放送されたTBSのドラマ『VIVANT』にてドラム役で出演し、俳優としての存在感を示しました。他にも、信長のスマホやすっぴんヒーローなどのテレビドラマや、MODERN LOVEのWEB配信ドラマなどに活躍の場を広げています。

趣味と特技

特技としては、バク転やラップも披露し、これらは彼の魅力を一層引き立てています。また、同じ年のスター翔猿との親交もあり、オフの時間は楽しく過ごしている様子が伺えます。
なお、彼は引退にともなう断髪式を行わなかったことも、力士としての彼の経歴における特異な点です。

活動や受賞

最近のメディア出演としましては、さまざまなバラエティ番組やCMにも登場しています。特に、LINEMOやY!mobileのCMでの役どころは注目を集めました。
受賞歴では、2023年に『VIVANT』が第117回ザテレビジョンドラマアカデミー賞でザテレビジョン賞を受賞し、富栄ドラムの演技に対する評価も高まっています。

結論

元力士から俳優へと活躍の場を移した富栄ドラムは、ユニークな経歴と多才な特技を持つ新進気鋭のエンターテイナーとして、今後のさらなる成長が期待されます。

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