寒川北インターチェンジ

寒川北インターチェンジの概要

寒川北インターチェンジ（さむかわきたインターチェンジ）は、神奈川県高座郡寒川町に所在する首都圏中央連絡自動車道（圏央道）のインターチェンジです。北部に位置しており、地域の交通の要所として重要な役割を果たしています。

歴史と開通状況

このインターチェンジは、2013年に当ICと茅ヶ崎JCT間、2015年には海老名JCT間がそれぞれ開通しました。特に、海老名南JCTから海老名ICの区間は、第一東海自動車道の支線とされており、海老名南JCTは新東名高速道路ともつながっています。このため、寒川北IC付近には「ここから高速自動車国道」といった標識が設置されており、明確に高速道路の起点であることを示しています。

倉見地区の未来

寒川北ICの近隣にあたる倉見地区では、神奈川県によるツインシティ整備計画が進行中です。これは、新幹線の新駅設置に関連したもので、地域の活性化に寄与するものと期待されています。この計画は、神奈川県の全国交流連携窓口として「南のゲート」という重要な位置づけをされています。また、相鉄いずみ野線の延伸計画もあり、2030年までに整備予定の鉄道路線に含まれています。

これにより、倉見地区周辺は東海道新幹線、高速道路（新東名、圏央道）、在来線（JR東日本、相鉄）の主要な交通網が交差する中心地となることが見込まれています。

交通アクセスの向上

現在進行中のプロジェクトには、神奈川県道410号湘南台大神伊勢原線の延伸計画があります。この延伸が完了すれば、寒川町と藤沢市、さらに横浜市との交通アクセスは大幅に改善されるでしょう。この計画によって、藤沢市や横浜市西部から圏央道、新東名、そしてツインシティ地区までのアクセスも向上する見込みです。

周辺施設

寒川北IC周辺には、多くの重要な施設があります。相模国一之宮である寒川神社や、神奈川県水道記念館、寒川総合体育館などがあります。さらに、様々な医療機関が存在し、けやきの森病院や寒川病院が立地しています。また、河西工業やキリンビバレッジ、JX金属、レンゴーといった多数の工場も周辺に見受けられます。さらに、宮山駅や倉見駅といった鉄道駅も近くにあり、交通の利便性が高まっています。

接続道路

寒川北インターチェンジは、首都圏中央連絡自動車道や神奈川県道46号相模原茅ヶ崎線、そして現在事業中の神奈川県道410号湘南台大神伊勢原線に直接アクセスできる構造になっています。これにより、地域内外への移動がスムーズに行えるようになっています。

今後の展望

2024年には料金所がETC専用化される予定で、さらなる交通の効率化が期待されています。寒川北ICは、今後も地域の発展において重要な交通拠点として機能し続けることでしょう。

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