寒川高等学校 (私立)

寒川高等学校

概要

香川県さぬき市寒川町に位置する私立の共学校、寒川高等学校は、東讃地域で唯一看護科を有する学校として知られています。丸亀市にある香川県藤井中学・高等学校と姉妹校提携を結んでいます。

看護科：5年一貫教育

かつては3年間の高等学校課程と2年間の専攻科課程に分かれていた看護科ですが、2009年度からは専攻科課程を廃止し、5年一貫制へと改編されました。この改編により、生徒は高校入学から5年間で看護師資格取得に必要な教育を受けることが可能になりました。この5年一貫制の導入は、質の高い看護教育を提供する学校としての特色をより明確に示すものとなっています。

歴史

寒川高等学校は1974年に開校、当初は普通科のみでしたが、翌年には衛生看護科が設置されました。その後、衛生看護専攻科（2年制）も設置され、段階的に看護教育体制を整備してきました。2009年の看護科の5年一貫制への改変、そして2013年の看護専攻科廃止を経て、現在の教育体制が確立しました。これらの変遷は、時代のニーズに対応し、より効果的な看護教育を目指してきた学校の歴史を物語っています。

学科

現在、寒川高等学校では以下の2つの学科が設置されています。

普通科: 幅広い教養を身につけ、多様な進路へ繋がる教育を提供します。
看護科(5年一貫制): 5年間の教育課程で、看護師国家試験受験資格が得られる本格的な看護教育を行います。

部活動

寒川高等学校には活発な部活動が数多く存在し、全国大会出場などの実績を誇る部もあります。特に柔道部はインターハイ全国大会優勝、四国高校柔道選手権大会優勝などの輝かしい実績を残しています。テニス部、ゴルフ部、野球部も全国大会への出場経験があり、生徒たちは高いレベルで競技に取り組んでいます。これらの部活動は生徒の体力向上や精神力涵養に大きく貢献しているだけでなく、学校全体の活気ある雰囲気を醸成しています。

著名な卒業生

寒川高等学校からは、各界で活躍する多くの卒業生が輩出されています。お笑い芸人の遠藤章造氏、元プロ野球選手の西村龍次氏、鶴田圭祐氏、野村勇氏、桐蔭横浜大学柔道部総監督の吉鷹幸春氏、女子プロゴルファーの堀奈津佳氏、プロサッカー選手の家泉怜依氏など、多様な分野で活躍する卒業生たちが、母校の誇りとなっています。彼らの成功は、学校教育の質の高さを示すものと言えるでしょう。

アクセス

最寄りの駅は、四国旅客鉄道高徳線神前駅です。

まとめ

寒川高等学校は、5年一貫制の看護科と普通科を設置し、質の高い教育を提供することで地域社会に貢献しています。全国大会出場経験のある部活動や、各界で活躍する卒業生といった特徴を持つ、魅力的な学校です。東讃地域における看護教育の中核を担う学校として、今後も更なる発展が期待されます。

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