寺田宇多菜

寺田宇多菜

寺田宇多菜（てらだ うたな、1999年3月10日 - ）は、大阪府出身の日本の柔道選手。階級は70kg級。身長165cm、血液型はO型。左組みを主体とし、得意技は内股。

経歴

5歳で柔道を始め、柔剛会に所属。小学生時代から全国大会に出場するも、上位進出はならず。広陵中学に進学後も、全国中学校柔道大会で5位入賞を果たすなどしたが、目立った成績は残せなかった。しかし、3年の時には52㎏級で5位入賞を果たし、団体戦では決勝で大成中学と対戦して武田亮子と引き分けた。

敬愛高校に進学すると、2年の時には高校選手権52㎏級で初戦敗退。団体戦では決勝で大成高校と対戦し、武田亮子に敗れたものの、大将戦でエースの児玉ひかるが一本勝ちし、チームは優勝を飾った。

2017年に桐蔭横浜大学へ進学。70㎏級に階級を上げると、3年の時には全日本ジュニアで3位に入賞。ベルギー国際では、世界ジュニアチャンピオンである朝飛真実を破り優勝を果たした。4年の時には講道館杯で、元世界選手権3位の大野陽子を破り、決勝では田中志歩を破ってシニアの全国大会で初優勝を飾った。

2021年4月からはJR東日本に所属。体重別では決勝で新添左季に敗れ2位。グランドスラム・バクーでは、決勝でララ・ツヴィエトコを破り、IJFワールド柔道ツアーで初優勝を飾った。全日本選手権では準決勝で同僚の田中志歩に敗れ3位。2022年の体重別では決勝で田中に反則負けを喫した。その後、階級を63㎏級に下げ、実業個人選手権で優勝。グランドスラム・バクーでは3位に入賞。2023年6月の実業団体では優勝を果たした。再び70㎏級に階級を上げると、講道館杯では決勝で西願寺里保を破り優勝。グランドスラム・東京では準々決勝でマディナ・タイマゾワに敗れ、3位決定戦を棄権し5位となった。2024年には実業個人選手権で優勝、講道館杯でも本田万結を破り2連覇を達成。グランドスラム・東京では決勝で本田に敗れ2位。2025年のグランドスラム・パリでは2回戦でアイ・ツノダ・ロウスタントに反則負けを喫した。

戦績

2012年 - 近代柔道杯 3位
2013年 - 近代柔道杯 3位
2013年 - 全国中学校柔道大会 個人戦 5位、団体戦 2位
2013年 - マルちゃん杯 3位
2015年 - 高校選手権 団体戦 5位
2015年 - 全日本カデ 5位
2016年 - 高校選手権 団体戦 優勝

70㎏級での戦績

2019年 - 優勝大会 5位
2019年 - 全日本ジュニア 3位
2019年 - 講道館杯 7位
2020年 - ベルギー国際 優勝
2020年 - 講道館杯 優勝
2021年 - 体重別 2位
2021年 - グランドスラム・バクー 優勝
2021年 - 全日本選手権 3位
2022年 - 体重別 2位

63㎏級での戦績

2022年 - 実業個人選手権 優勝
2022年 - グランドスラム・バクー 3位
2023年 - 実業団体 優勝

70㎏級での戦績

2023年 - 講道館杯 優勝
2023年 - グランドスラム・東京 5位
2024年 - 実業個人選手権 優勝
2024年 - 講道館杯 優勝
2024年 - グランドスラム・東京 2位

(出典、JudoInside.com)

外部リンク

* 寺田宇多菜 - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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