対馬野生生物保護センター

対馬野生生物保護センター（通称：やまねこセンター）は、長崎県対馬市上県町佐護に位置する環境省の施設です。このセンターは、絶滅の危機に瀕しているツシマヤマネコをはじめとする対馬に生息する貴重な野生生物の保護を目的としています。センターは棹崎公園内にあり、自然に囲まれた環境で、対馬の生物多様性を学ぶことができます。

施設概要

所在地: 〒817-1603 長崎県対馬市上県町佐護西里2956-5（棹崎公園内）

開館時間: 10:00～16:30（最終受付16:00）

休館日: 毎週月曜日（月曜日が祝日の場合は翌火曜日）、年末年始（12月29日～1月3日）

入場料: 無料

センター内での飲食、喫煙、ペットの持ち込みは禁止されています。売店はありますが、飲食物の販売は行われていません。また、センター内外に自動販売機などの設置はありません。

沿革

1997年（平成9年）に環境庁によって設立されました。2001年には環境省の発足に伴い、その管轄下となりました。2013年には、ツシマヤマネコの野生順化ステーションが厳原町豆酘の鮎もどし公園内に開設されました。このステーションは非公開です。2017年には開館20周年を迎えました。

主な業務

調査・研究: ツシマヤマネコの生息状況や生息環境に関する調査・研究を実施。
普及・啓発: ツシマヤマネコや対馬の自然に関する知識を広めるための活動を実施。展示やイベント、教育機関への派遣などを行っています。
センター内での展示: 対馬の生物多様性、ツシマヤマネコの生態、保護活動に関する展示。ツシマヤマネコ「かなた」の飼育の様子も公開しています。
地域との共同: ツシマヤマネコの生息環境を保護するための植樹や水田保全、交通事故防止のための対策を実施。
傷病個体の救護・リハビリ: 怪我をしたツシマヤマネコなどの保護と治療を24時間体制で行っています。

附属施設

ツシマヤマネコ野生順化ステーション: 〒817-0154 長崎県対馬市厳原町豆酘字西竜良1249（非公開）。

交通アクセス

センター付近には路線バスの停留所がないため、厳原港、対馬空港、比田勝港からタクシーまたは自家用車を利用する必要があります。

その他

センターでは、ツシマヤマネコの保護だけでなく、対馬の豊かな自然を守るための様々な活動が行われています。訪れる人々にとって、対馬の自然と野生生物の重要性を学ぶ貴重な場所となっています。また、地域と連携して保護活動を行うことで、持続可能な共存を目指しています。

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