専称寺 (八潮市)

專稱寺(せんしょうじ)



專稱寺は、埼玉県八潮市にある浄土宗寺院です。1584年天正12年)頃、開蓮社道誉によって開山されたと伝えられています。この寺は、同じ八潮市にある西蓮寺の末寺として、地域の人々に親しまれてきました。

歴史



開山から400年以上の歴史を持つ專稱寺ですが、現在の本堂は1987年昭和62年)に建てられたものです。古い歴史を持ちながらも、現代に合わせた形で再建され、多くの参拝者を迎えています。


文化財



專稱寺には、八潮市指定の有形文化財が複数所蔵されています。中でも特に注目すべきは、円空によって作られたとされる「円空仏」の愛染明王像です。円空仏は、独特の作風で知られており、その美術的価値は非常に高いとされています。八潮市内では、大経寺にも円空仏が所蔵されています。

その他、以下の文化財も指定されています。

寛文9年弥陀庚申塔昭和46年3月16日に八潮市指定有形文化財に指定されました。
円空作木造愛染明王座像: 同じく昭和46年3月16日に八潮市指定有形文化財に指定された円空仏です。独特の作風が特徴です。
木造聖観音菩薩立像: 平成23年5月10日に八潮市指定有形文化財に指定されました。

これらの文化財は、專稱寺の歴史と文化を物語る上で、非常に重要な役割を果たしています。


交通アクセス



專稱寺は、八潮駅から徒歩約23分の場所に位置しています。公共交通機関を利用する場合は、八潮駅からの徒歩が便利です。


参考資料



埼玉県佛教会 監修『埼玉のお寺 埼玉県寺院全集』千秋社、2001年
「川崎村 專稱寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ204埼玉郡ノ6、内務省地理局、1884年6月。


外部リンク



長い歴史の古刹|宗教法人專稱寺


專稱寺は、歴史ある寺院でありながら、地域に開かれた場所として、多くの人々に親しまれています。円空仏をはじめとする文化財は、歴史と文化を感じさせる貴重なものです。八潮市を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

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