小ノヶ嵜金藏

小ノヶ嵜金藏（おのがさき きんぞう）は、1884年1月1日に青森県黒石市で生まれ、1967年4月2日に生涯を終えた大相撲力士です。本名は佐藤金作で、旧姓は工藤でした。彼は、身長170cm、体重86kgという体格で、熊ヶ谷部屋に所属していました。

1906年5月に初土俵を踏み、1911年6月には十両に昇進しました。その後、1913年1月には念願の入幕を果たし、西前頭5枚目まで昇りつめました。しかし、度重なる怪我により、全休を余儀なくされることが多くなり、1917年1月に惜しまれつつも廃業を決意しました。

現役を引退した後は、相撲界を離れ、新たな道を歩みました。彼は、料亭を経営する傍ら、旧両国国技館内で天ぷら屋を営み、その腕を振るいました。

小ノヶ嵜金藏の幕内での成績は、7場所で16勝28敗22休4分預でした。残念ながら、彼は現役時代に怪我に悩まされることが多く、その実力を十分に発揮することができませんでした。改名歴はなく、その生涯を小ノヶ嵜金藏という名で貫きました。

小ノヶ嵜金藏は、その相撲人生において、怪我に苦しみながらも、常に前向きに戦い続けました。引退後も、飲食業で成功を収め、その多才ぶりを発揮しました。彼の人生は、私たちに努力と挑戦の大切さを教えてくれます。

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