小丸川

小丸川

小丸川は、宮崎県の中央部を流れ、太平洋へと注ぐ一級河川です。その源を九州山地の三方岳北麓に発し、東へと流れるこの川は、流域の豊かな自然と人々の生活を支えています。

名称の由来

小丸川の名前は、その流域にある高鍋町大字持田小字の「小丸」という地名に由来します。この「小丸」という地名の語源は、「小回り」にあるとされ、かつて小丸川が木城町下鶴付近で合流していた頃、支流がこの地を流れていたと考えられています。

地理

小丸川は、椎葉村の山間部から流れ出し、美郷町南郷区、日向市東郷町、木城町を通過し、宮崎平野北部の高鍋町で日向灘に注ぎます。流域には、九州最大の水力発電所である小丸川発電所があり、水力発電が盛んに行われています。

災害

過去には、台風や集中豪雨による増水で、道路の崩落などの被害が発生しています。特に2024年には、台風10号の影響で国道が損壊するなどの被害がありました。

流域の自治体

小丸川の流域には、以下の自治体が含まれます。

宮崎県
東臼杵郡椎葉村
美郷町
日向市
児湯郡木城町
高鍋町

ダム

小丸川には、以下のダムが建設されています。

松尾ダム
戸崎ダム
川原ダム

橋梁

小丸川には、多くの橋が架けられています。主な橋は以下の通りです。

鬼神橋 - 国道388号
鬼神野橋 - 国道388号
川上迫橋
天神橋 - 国道388号
砂浜橋
こもろ橋
中水流橋
田口八ツ山橋 - 国道446号
天神橋
柳原橋
尾鈴橋 - 宮崎県道22号東郷西都線
鹿遊橋 - 宮崎県道22号東郷西都線
戸崎橋
中八重橋
一歩橋
川原橋 - 宮崎県道40号都農綾線、宮崎県道22号東郷西都線
比木橋
高城橋 - 宮崎県道304号木城高鍋線
小丸川橋 - 東九州自動車道
竹鳩橋
小丸大橋 - 宮崎県道19号石河内高城高鍋線
高鍋大橋 - 国道10号 高鍋バイパス
小丸川橋梁 - 九州最長の鉄道用橋梁（日豊本線）

支流

小丸川には、多くの支流が流れ込んでいます。主な支流は以下の通りです。

大藪谷
松の内谷
仁久川
水清谷川
渡川
木浦谷
矢櫃谷
板谷川
大瀬内谷
春山谷
切原川

脚注

関連項目

一級河川
日本の川一覧
宮崎県の川一覧
* 黒田長政

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