国道446号

国道446号：日向市から湯前町を結ぶ一般国道

国道446号は、宮崎県日向市を起点として、熊本県球磨郡湯前町に至る一般国道です。全長102.2kmのうち、約81.5kmが国道327号、国道388号、国道265号と重複区間となっています。単独区間は、宮崎県日向市東郷町から東臼杵郡美郷町南郷区間の約21kmに限定されています。

経路の変遷

1982年の路線指定当初は、現在の国道388号と重複している区間（東臼杵郡美郷町南郷区以西）も国道446号の単独区間でした。しかし、1993年に国道388号が延長指定されたことにより、この区間は国道388号との重複区間となりました。現在、宮崎県の資料では、この区間は国道388号の単独区間として扱われています。この経緯は、新潟県の国道404号と類似した事例と言えます。一方、四国の国道492号は、指定当初から現在の短い単独区間のみでした。

起点・終点および重要な経過地

起点: 宮崎県日向市（新生町交差点 - 国道10号、国道327号、国道503号、宮崎県道23号細島港線との交点）
終点: 熊本県球磨郡湯前町（中里 - 国道219号、国道388号、熊本県道43号錦湯前線、宮崎県道・熊本県道142号上椎葉湯前線、熊本県道161号五木湯前線との交点）
重要な経過地: 宮崎県東臼杵郡東郷町、同郡南郷村、同郡椎葉村

路線データ

歴史

1982年（昭和57年）4月1日：一般国道446号として路線指定。熊本県道・宮崎県道13号人吉日向線の多くを国道に編入。
1993年（平成5年）4月1日：国道388号の延長指定により、宮崎県東臼杵郡美郷町南郷区 - 熊本県球磨郡湯前町間が国道388号との重複区間となる。
2024年（令和6年）8月29日：台風10号による集中豪雨で、日向市東郷町地内の小丸川が増水し、国道の路盤が崩落、通行止めとなる。

路線状況

国道446号は、多くの区間で他の国道と重複しています。主な重複区間は以下の通りです。

国道327号・国道503号（宮崎県日向市新生町交差点 - 日向市東郷町鶴野内交差点）
国道388号（宮崎県東臼杵郡美郷町南郷水清谷 - 熊本県球磨郡湯前町中里）
* 国道265号（宮崎県東臼杵郡椎葉村大河内）

道路施設

国道446号には、いくつかの橋梁とトンネルが設置されています。代表的なものとして、富高橋、新東郷橋、奥神野橋、奥球磨ループ橋、鎌柄トンネルなどが挙げられます。また、道の駅「とうごう」も国道沿いにあります。

地理

国道446号は、宮崎県日向市、東臼杵郡美郷町、東臼杵郡椎葉村、熊本県球磨郡水上村、球磨郡湯前町を通過します。日豊本線と交差し、大河内越、湯山峠といった峠道も含まれています。

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