小倉エージ

小倉エージ

小倉エージ（おぐら エージ、本名：小倉栄司、1946年6月15日 - ）は、日本の音楽評論家、そして料理評論家として幅広い分野で活躍している人物です。

略歴

兵庫県神戸市出身の小倉エージは、甲南大学を卒業後、URCレコードのディレクターとして音楽業界でのキャリアをスタートさせました。彼の初期の重要な仕事の一つとして、はっぴいえんどのデビューアルバム『はっぴいえんど』の制作に携わったことが挙げられます。このアルバムでは、12弦[[ギター]]の演奏も担当しました。

また、音楽雑誌『ニュー・ミュージック・マガジン』（現在の『ミュージック・マガジン』）の創刊にも深く関わり、その後は主に音楽評論家として活動しています。彼の評論の対象は非常に幅広く、洋楽から歌謡曲、そしてアジアン・ポップスに至るまで、多岐にわたるジャンルを網羅しています。その豊富な知識と洞察力から、日本レコード大賞の審査員も務めるなど、音楽業界における重鎮の一人として認識されています。NHK-FMの人気番組『クロスオーバーイレブン』では、長年にわたり選曲を担当し、多くの音楽ファンに影響を与えました。

1980年代からは、妻である小倉理都子とともに、料理評論家、そして香港文化研究家としての活動も展開しています。NHK総合テレビの『男の食彩』や『食彩浪漫』などの番組に出演し、食文化に関する知識を広めました。特に中華料理や東南アジア料理に関しては深い造詣を持ち、その分野での評論は高く評価されています。

著書

『ニュー・フォークの世界』（主婦と生活社、1972年）
『音楽評論のプロになるために』（CBS・ソニー出版、1979年10月）
『小倉エージ+理都子の香港的達人』（マガジンハウス、1991年10月）
『NHK初めての香港旅行会話 広東語を話そう!』（千島英一との共著、日本放送出版協会、1997年4月）
『これはお値打ちkodawariの料理店』（集英社、1999年5月）
ウォン・カーウァイ「王家衛」（責任編集、キネマ旬報社、2001年3月）

出演番組

かッ飛ビ歌謡ランド（ラジオ日本）

外部リンク

小倉エージの旨いもん食った、いいもん聞いた

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