小別沢トンネル

小別沢トンネルは、札幌市西区小別沢と中央区宮の森を結ぶ札幌市道のトンネルです。

地名の「こべつざわ」は、アイヌ語の「ク・オ・ペツ」（仕掛け弓のある川）に由来します。

旧トンネル

初代の小別沢トンネルは、1927年（昭和3年）頃から2年をかけて、小別沢地区の住民が人力で約100メートルを掘り進めて建設されました。

その後、鉄筋やコンクリートによる補強が行われましたが、新トンネルの開通に伴い閉鎖され、内部への立ち入りはできなくなりました。

小別沢側の入り口付近には、何の神様を祀っているのか定かではない小さな祠があります。

新トンネル

初代トンネルの老朽化が進んだため、2003年（平成15年）4月に新しいトンネルが建設されました。新トンネルの全長は231.5メートル、道路幅員は9.5メートルです。

内部には歩道が整備されており、歩行者も安全に通行できます。

脚注

参考文献：青木由直『札幌の秘境』北海道新聞社、2009年6月15日。ISBN 978-4-89453-507-7。
外部リンク：
札幌市建設局　小別沢トンネル
札幌市文化資料室　小別沢トンネル - ウェイバックマシン（2007年2月9日アーカイブ分）

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