小原一明

小原一明は、1891年（明治24年）3月15日に愛媛県で生まれ、1975年（昭和50年）10月22日に亡くなった日本の陸軍軍人です。最終階級は陸軍中将で、功四級の勲章を受けています。

小原は陸軍士官学校第26期、陸軍大学校第36期を卒業し、騎兵科の将校としてキャリアをスタートさせました。1938年（昭和13年）3月1日には、騎兵第13連隊長として駐蒙軍に配属され、日中戦争に出征しました。同年7月15日には陸軍騎兵大佐に進級しています。

その後、1940年（昭和15年）7月に陸軍騎兵学校教官に転じ、1941年（昭和16年）3月に関東軍司令部附となりました。1942年（昭和17年）8月1日には陸軍少将に進級すると同時に、騎兵第4旅団長として再び中国戦線に復帰。帰徳に駐屯し、国民革命軍騎兵部隊との戦闘に参加しました。

1944年（昭和19年）3月には独立混成第3旅団長（第1軍）に転じ、1945年（昭和20年）3月9日には中部軍管区司令部附となります。同年4月1日に陸軍中将に進級し、第145師団長に任命され、福岡県芦屋で終戦を迎えました。

終戦後、1947年（昭和22年）11月28日に公職追放仮指定を受けました。

小原一明は、騎兵科将校として軍歴を重ね、日中戦争において騎兵部隊を率いて作戦に参加。その後、師団長として終戦を迎えるという激動の時代を生きた人物でした。

参考文献

福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。
外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。

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