小原忍

小原 忍：放送から経営へ、地域社会に貢献する実業家のキャリア

小原忍氏は、昭和33年（1958年）3月16日生まれの実業家です。北海道放送でアナウンサーとしてキャリアをスタートさせ、その後岩手めんこいテレビに移籍し、経営に携わる道を歩みました。現在も岩手銀行の取締役監査等委員として活躍する、地域社会に貢献する人物です。

北海道放送時代：人気番組で培われた経験

1980年、北海道放送に入社。同期には船越ゆかり氏らそうそうたるメンバーが名を連ねています。同局では『テレポート6』をはじめ、『テレビ母親教室』や『ほくでんファミリーコンサート』など、様々な番組を担当しました。これらの経験を通して、放送業界での基礎を固め、高いコミュニケーション能力と番組制作スキルを習得したと考えられます。

岩手めんこいテレビ：開局から貢献、経営層への登り詰め

1990年12月、新規設立の岩手めんこいテレビへ移籍。落合昭彦氏、野崎一裕氏らと共に、翌年4月の開局に貢献しました。『mitスーパータイム』など重要な番組を担当し、視聴者から高い支持を得たことは間違いありません。

アナウンサーとしての経験を活かしながら、着実にキャリアアップを果たしました。2004年6月に取締役総務局長、2006年6月に常務取締役、2009年6月に専務取締役と順調に昇進。2015年6月には取締役副社長に就任し、岩手めんこいテレビの経営に大きく貢献しました。2020年6月には常勤監査役に就任し、2024年5月に退任しています。

社外活動：企業経営への関与と地域社会への貢献

岩手めんこいテレビでの役員経験に加え、小原氏は社外でも活躍しています。2005年6月には株式会社マシェリ代表取締役社長に就任し、経営手腕を発揮しました。さらに、2012年6月22日には岩手銀行監査役に就任、2018年7月には取締役監査等委員（社外）に昇格。現在も岩手銀行において、企業のガバナンス強化に貢献しています。

キャリアの軌跡：アナウンサーから実業家へ

小原氏のキャリアは、アナウンサーとしての経験から、企業経営への参画へと大きく広がりました。北海道放送でのアナウンサーとしての基礎を築き、岩手めんこいテレビでの役員経験を経て、現在は岩手銀行で重要な役割を担っています。これらの経験を通して培われた高いコミュニケーション能力、経営手腕、そして地域社会への貢献意欲は、今後の活躍にも期待を持たせるものです。

中田美知子氏との関連

小原氏と8歳上の先輩にあたる中田美知子氏（元北海道放送アナウンサー）も、小原氏と同様に他局で役員を歴任するなど、女性管理職として成功した人物です。両者のキャリアには共通点があり、相互に刺激を与え合った可能性も考えられます。

小原忍氏の経歴は、放送業界での経験を基盤に、経営者として地域社会に貢献する、現代の女性のロールモデルと言えるでしょう。

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