落合昭彦

落合昭彦：東京から岩手へ、地域に根ざした放送人

落合昭彦氏は、1964年生まれ、東京都杉並区出身の放送関係者です。早稲田大学第一文学部卒業後、テレビ東京に入社し、宮内庁担当記者やディレクターなどを経験しました。その後、岩手めんこいテレビへ転職。1990年の入社以来、長きにわたり同局のアナウンサーとして活躍しました。

岩手めんこいテレビでは、『mitスーパータイム』などのニュースキャスターや、人気情報番組『山・海・漬』の司会を務めるなど、視聴者から親しまれる存在でした。同番組では、岩手県民謡『外山節』の全国大会予選に挑戦するなど、地域に密着した企画にも積極的に取り組みました。

アナウンサーとしてのキャリアのピーク時には、盛岡文士劇への出演や、各種イベントへの参加など、多方面で活躍しました。しかし、健康上の理由により2005年に番組を降板し、アナウンサー職を退職。その後も、めんこいテレビの顔として、パネルディスカッションやイベントに参加し続けました。

めんこいテレビ退社後は、報道部副部長、営業局編成部副部長などを経て、2010年に花巻市のコミュニティFM局、えふえむ花巻株式会社の放送局長に就任。現在は放送局長として裏方に徹しながらも、パーソナリティとして番組に出演するなど、幅広い業務に携わっています。

落合氏は司会者としても活動しており、講演会や披露宴の司会も務めています。盛岡への強いこだわりを持ち、積極的に地域イベントに参加するなど、地域社会への貢献も続けています。2023年には、盛岡市役所庁舎移転検討審議会の委員にも選ばれ、行政にも関与するなど、その活動は多岐に渡ります。

東京出身でありながら、縁もゆかりもなく岩手県に移住した落合氏ですが、今では東京出身の盛岡通として、各方面から意見を求められる存在となっています。1999年に結婚、2007年には盛岡もの識り検定にも合格しており、地域社会に完全に溶け込んでいる様子がうかがえます。

趣味は日本酒、秘湯巡り、ドライブ、観劇など多趣味な一面も持ち合わせています。早稲田大学時代には俳優の阪田マサノブ氏と学友であったというエピソードも、彼の幅広い交友関係を物語っています。

落合昭彦氏の経歴は、単なる放送人のキャリアというだけでなく、東京から地方へ移住し、地域に貢献する人生の物語でもあります。その経験と人脈を活かし、今後も岩手県の発展に貢献していくことでしょう。彼の今後の活躍にも期待がかかります。

主な出演番組

えふえむ花巻
『まんず787』（木曜）
『フラワーガーデン』（水曜）

岩手めんこいテレビ（在籍時）
mitスーパータイム
mitザ・ヒューマン
mitスーパーニュース
山・海・漬
いわてっ子バンザイ!!
BEATNIKS（ディレクター）
* 花のザ・めんこい祭り（サービス放送中の開局特番）

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